その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

深情け…

2009-06-12 12:22:22 | 暮らし

今朝は久しぶりにゆっくりとした目覚め。南東北地方も梅雨入り宣言、待望の雨が降りました。天気予報は今の私の精神安定剤です。とは言え、水田の水嵩が増さないように微妙に水位調整をしなければなりません。畑の作物は、雨が無くてカラカラ状態になり、伸びきれません。本当に恵みの雨です。
『じゃがいも』に花言葉は無いだろうと思っておりましたが、ちゃんとあるんですねぇ、これが…「慈愛、情け深い」ですと。
            
タイトル『深情け…』ですが、「悪女の深情け」などと言うように、「情け深い」という表現とは、趣きを異にしております。「じゃがいも」の花は、お世辞にも美しいとは言い難いものですが、救荒作物の代表格であり、冷涼な気候を好むため、東北地方が冷害に見舞われるような時にも収量が落ちない作物です。こうした点を考えると確かに「情け深い、慈愛」に満ちた作物ということができますね。一方栽培花は、気品が高く、声を掛けるのも憚られるような気がします。この場合、「悪女(醜女)の深情け」が正式な語用ですから、「悪女=遊び女」と勘違いしないことが肝要です。
            
話題は転じて、本日のお弁当のおかずに、出汁巻き玉子。贅沢品です。何故って、1パック400円の有精卵ですから…^^;
昭和40年代初頭、近くの農家に1個買うために、10円か15円を持って買いに行かされた記憶があります。確か、経木入りの納豆も15円だったような記憶があります。現在、スーパーの目玉品ならば、1パック100円だったり、通常でも170円前後と考えると、約40年前まで、卵がいかに貴重品だったかが分かると思います。卵は、ホワイトレグホーンの導入とケージ飼いで大量生産が可能になり、物価安定の優等生と言えます。それが、1個40円ですから、これを贅沢と言わずにいられますか?しかし、私の場合の出汁は、出汁の素ですから、どこかバランスが取れていません。折角の有機有精卵も夢屋にかかってはかた無しです。
そう、今日のお題は「深情け」でした。悪女の深情けも美女の気品も鼻につくようになると辟易しますし、有機製品志向や健康志向もバランスが取れていなければ、何の意味もないのでは…というところが今日のオチというところで…^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする