謝罪だけで済まない

世の中には、重要な事と大した事
ではないもの２つに大別される。
しかし、誰が聞いても、見ても
そう思う場合と当事者の主観で
どちらかを感じる場合もある。

簡単な場合は、謝罪をすれば済む。
そこで、文句や因縁をつけて来る
相手であれば、真っ当な人物から
程遠い種類の人だと考えればいい。
しかし、大怪我や病気の誤診という
場合は、謝罪では済まない事だ。

つまり、それ相応の事をしなければ
相手は納得いかない状況になっている。
「誠意を見せろ」という言葉も、よく使う。
物事には相場があるけれど、だから
といって、本人の気が収まるなら
莫大な金額を提示されても困る。

恐喝や詐欺とは種類が違うけれど
自分に非があると認めたら終わり。
そう思っている人も居る。だから
謝らない。それが、しこりとなって
後々まで長引く原因になる事もある。

謝罪やお金という方法以外に、相手が
提案して来た事を飲む場合もあるから。
妥当だと思う範囲であれば、解決方法は
色々ある。必ずしも、こうでなければ
ならないという狭い考え方に固執して
いたら、解決のメドも立たなくなる。

自分が被害を受けたり、相手に迷惑を
掛ける事もあるだろう。しかし、その時に
第一声が大切になって来る。何を言うか？
それで最短で収まるか、長期に亘るか？
人は感情の生き物だから。全ての人が
お金を求めている訳でもないのだ。

度重なる不況や物価高により、増々
貧富の差が著しくなってきている。
どんな事があっても、全く影響を
受けない層は存在する。何故、世間の
人達が、そんなに騒いでいるのか？
自分とは住んでいる世界が違う人。

心にゆとりが無ければ、謝るという
簡単な事さえ出来ない。プライドがある。
誰とでも上手くやって行くのは難しい。
しかし、自分が悪ければ謝罪するのは
当然の事だと思うけど、人間関係を
円滑に進めて行くのも本人の技量次第。