( 「篠峯」超辛口 王寺「KIBUN」)
■2011/8/12(金) 月夜
「それにしても地元の私ですら通り過ぎていた ただの焼き鳥屋さんにしか見えないこのお店に 何故どうしてもコノ店がいいと選んだんですか?」というような意味の質問をI君が私にしてきた。
「表の扉に貼られた手書きの取扱い酒の「御湖鶴」さ 「御湖鶴」のひとごこちを置いてる店なんてタダ者じゃない。 下諏訪の銘酒「御湖鶴」がここで飲めるなんて通常ありえない。 おまけにお店に入ったら「義侠」だろ 更に「伯楽星」と来てるから 予想以上の日本酒のこだわりようだよね きっとわかる人にはわかるというやつ」
さて「伯楽星」~「ひと夏の恋」~(「義侠」は在庫切れか・・・残念) お店の時計は、22時45分を指していた。 「じゃあ、最後の一杯、お兄さんのおすすめの酒は何ですか?」と私は聞いた。 帰ってきた答えは「私は、この「篠峯」・超辛口が結構気に入ってるんですけどね」と『篠峯』をすすめられた。
「おっこれは、『篠峯』竹山ラベル 震災復興義捐金プロジェクトに協賛している酒だ。 これは飲んでいないので、じゃそれで今夜をしめますか~」とI君とそれぞれ頼んだ。
お母さんが、なみなみと小皿まで溢れるように注いでくれるのが嬉しい。
I君が口にした直後のコメントは「超辛口て書いてますけど そう辛くは感じませんし すっきりとして美味しいですよね」
「確かに すーっと通る喉ごしに 旨みが重なった感じのきれいで料理負けしない酒という感じだよね」・・・ と私。 「物集女」仕込みの小ぶりだけど美味しい串焼きにぴったりと合った。 二人ともこの酒に対する感想は、超甘口だった。
最後は『篠峯』超辛口で〆て 「また お待ちしてま~す。」と声をかけられ 店を出たのは丁度23時だった。
それにしても今夜は、前半はYさんに話しを聞かせてもらったし、後半は美味しいお酒とも出会うことができた。月のカタチが今夜の満足指数のようでもある・・・王寺駅発23時8分の五條行最終電車。それこそ「篠峯」(=葛城山)に向かって帰途についた月の輝く夜だった。
(寅)
いつも楽しく読ませていただいています。
休暇前に楽しい夜を過ごされた様子が良くわかります。今年の休暇はどうでした?
「篠峯」って女性の私でも美味しいと思えるお酒です。
美味しいお酒を飲んで復興支援につながるというのは何ともいい考えですね。これなら私も参加できそうだな。
「篠峯」は、一言でいえば純なお酒だと思います。
飲んで復興支援とは、少し都合がよすぎますが、一回限りよりも続けられる支援が一番です。
東北の美味しい酒が、再び酒好きな人たちに元気をくれる日を夢見ながら・・・
これもロマンというやつです。
(寅)