( 「天狗舞」ひやおろし 小倉「和酒ばる」 )
■2014/9/20(土) 小倉「和酒ばる」の話のつづき
話しをまだ完結していない北九州小倉「和酒ばる」の続きに戻そう。
しばらくすると私の隣に同世代と思しきベテランのOLさんが、丁度私の隣に立ち「満寿泉」を注文。 「職場の飲み会だったんだけど若いコたちはチューハイ、私は、ビールを少し頂いて呑み直しにここに日本酒を頂きにやってきたの」とのこと。
いきなり「満寿泉」を注文するところが、日本酒素人でないことがわかる。以前ケンミンショーで、富山出身の柴田理恵が、この地元の酒を絶賛したことを覚えている。 私は、大阪・長居のhanaがオープンした日、 「頂きものですけど」とマスターから1グラスごちそうになったのが、この満寿泉の純米大吟醸だった。 飲み口が、まろやかという印象を持っている。
この蔵の杜氏さんの名が、まさに日本酒を作るために生まれたような名前「三盃幸一」(さんぱいこういち)杜氏 能登杜氏四天王の一人
その女性に日本酒のことを聞いてみた。 「私、日本酒は詳しくないんですけど大好きで、最初は真澄。 それから薫長。 最近は、繁桝と寒北斗。 純米酒を選んで飲むようにしてるの 」と語ってくれた。 詳しくないどころか、真澄とか薫長とか 純米酒しか飲まないとか出てきたから昔の自分みたいだとドキリとした。
( かみごころと漢字で書いたメモ帳 )
「最近特に美味しいと思った酒はありますか?」と私の問いに 「岡山の・・・かみごころ」という答えに?? 「神心じゃないよな これだとシンリキだし・・・香 でもない どんな漢字書くんですか?」 「難しいカという漢字に美しい心」 「もしかしてヨシと読む めでたい意味のカですね」と手帳に漢字を書いて見せたら正解だった。 「嘉美心」か・・・・ 愛媛の「壽喜心」と似てるな まだ未体験の日本酒だ。 今度見つけたら飲んでみよう。 或いは、時間を見つけて岡山まで飲みに行く手もあるな・・・
その女性、そんな会話をしたら「満寿泉」一杯飲んで、会釈して出て行った。カッコイイ~ まさにサク呑みのお手本みたいだ。
能登の酒に影響されたのだろう、「天狗舞」のひやおろしとまぐろを注文 天狗舞といえば「中三郎」杜氏 こちらの銘柄も名前に数字の三がつく能登杜氏四天王の一人。
ここまで琥珀色をおびたひやおろしというのも珍しい。呑んだ瞬間「美味い」と言葉に出た。何だかいろんなアテと合わせてみたいと思わせる味わい。 のどぐろも良さそうだし、あっさり系の肉、ぶりの照り焼きなんかともいけそうだと幾つかの食べ物が、瞬時に浮かんできた。
北九州小倉で、祇園太鼓ならぬ能登杜氏四天王銘柄の競演 地元福岡の酒だけでなくいろんな楽しみ方ができる店 「和酒ばる(田村本店)」小倉に来たら是非 寄ってみていただきたい。
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(寅)