( 料亭「しばこ」の昼膳 福岡・六本松)
◆ 2014/5/2(土)
~「食べる門には福来たる」(食門来福) 第300話目 ~
「連れていきたいお店があるの」とK先輩に案内された店は
大正3年創業の福岡の老舗料亭「しばこ」
来福の福とは福岡の福なのかと気がついた。
もっと早くブログに書く予定だったが、暫くブログを休んでいたこともあって
いい加減に書きたくなかったこともあり、月末を迎えてようやく記載の運びとなった。
街はどんたく前日、汗ばむ陽気は初夏の日差し、六本松交差点に近い通りに面しているが、
昼はひっそりした雰囲気を漂わせていた。
▼夜になると一段と雰囲気が増して、少々敷居が高いと感じる店になる
ひっそりした中、玄関を開けると5/5の節句前だけに鎧兜が飾ってあった。
「ごめんください」という声が、床に反射して響いたと思った瞬間
女将さんが出て来られて、 「たった今 お電話入れたところなんですよ」と
予約の時刻を過ぎていたようだ。
階段をあがり案内された部屋は20畳以上はあろうかという2階奥の畳部屋(松の間)
こんな広い部屋を貸し切りで、なんだか昼間から場違いな感じで少々緊張。
まずビールを注文 そしてお昼のコースが続いて出てくる。
▼ 右奥の鯛の胆の粕漬が秀逸だった。ビールに合う~
すみません 私ひとり 飲んでしまって・・・
鯛の刺身他、もちろん地元産
茶碗蒸し
▼しっかり考えられているなと感じた日本酒のラインアップ
鯛のお頭に筍(たけのこ)とイカ 日本酒は、迷わず石川の酒「五凛」を頼んだ。
「五凛」の生酒でございます と出された。 コクとうまみと流れは予想通り、正解だった。
おいしそうな天ぷらが出てきた。ここで、次の日本酒は青森「田酒」を頼んだ。
でも ここは福の酒「三井の寿」の純吟にすれば良かったかな
チラシ寿司とお吸い物
写真洩れもありますが・・・
最後に すいか(今年の初すいか)とお汁粉で〆
最後に女将さんとも少しお話し 「しばこ」は漢字で柴戸という漢字から
サザエさんの故郷、姪浜(メイノハマ)あたりにはある苗字なのだそうだ。
女将さんは素敵な方で、篠栗ご出身とのことだった。
何ともいえない歴史の重みも感じながら 充分と思っていた2時間があっという間
記憶に残る昼は、記念に残る昼にもなった。
料理も良かったし、五月に味わった「五凛」生酒がとても美味しかった。
「食べる門には福来たる」記念の第300話目を美味しく飾らせていただき感謝。
K先輩、ごちそうになりました。 ありがとうございました。
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(寅)