一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「食門来福」記念の300話目は、五月の凛。 老舗料亭「しばこ」での昼食 【福岡】5/2

2014年05月30日 00時15分15秒 | 『食』べる門には福来たる

 ( 料亭「しばこ」の昼膳  福岡・六本松) 

 

◆ 2014/5/2(土) 

~「食べる門には福来たる」(食門来福) 第300話目 ~

 

「連れていきたいお店があるの」とK先輩に案内された店は

大正3年創業の福岡の老舗料亭「しばこ」

来福の福とは福岡の福なのかと気がついた。

 

もっと早くブログに書く予定だったが、暫くブログを休んでいたこともあって

いい加減に書きたくなかったこともあり、月末を迎えてようやく記載の運びとなった。

 

 

街はどんたく前日、汗ばむ陽気は初夏の日差し、六本松交差点に近い通りに面しているが、

昼はひっそりした雰囲気を漂わせていた。

 

▼夜になると一段と雰囲気が増して、少々敷居が高いと感じる店になる

 

 

 

ひっそりした中、玄関を開けると5/5の節句前だけに鎧兜が飾ってあった。

 

「ごめんください」という声が、床に反射して響いたと思った瞬間

女将さんが出て来られて、 「たった今 お電話入れたところなんですよ」

 予約の時刻を過ぎていたようだ。

 

階段をあがり案内された部屋は20畳以上はあろうかという2階奥の畳部屋(松の間) 

こんな広い部屋を貸し切りで、なんだか昼間から場違いな感じで少々緊張。

 

 

まずビールを注文 そしてお昼のコースが続いて出てくる。

▼ 右奥の鯛の胆の粕漬が秀逸だった。ビールに合う~

すみません 私ひとり 飲んでしまって・・・

鯛の刺身他、もちろん地元産 

茶碗蒸し

 

▼しっかり考えられているなと感じた日本酒のラインアップ

 

鯛のお頭に筍(たけのこ)とイカ 日本酒は、迷わず石川の酒「五凛」を頼んだ。

 

「五凛」の生酒でございます と出された。 コクとうまみと流れは予想通り、正解だった。

 

おいしそうな天ぷらが出てきた。ここで、次の日本酒は青森「田酒」を頼んだ。

でも ここは福の酒「三井の寿」の純吟にすれば良かったかな

 チラシ寿司とお吸い物

 

写真洩れもありますが・・・

最後に すいか(今年の初すいか)とお汁粉で〆

 

最後に女将さんとも少しお話し 「しばこ」は漢字で柴戸という漢字から

サザエさんの故郷、姪浜(メイノハマ)あたりにはある苗字なのだそうだ。

女将さんは素敵な方で、篠栗ご出身とのことだった。

 

何ともいえない歴史の重みも感じながら 充分と思っていた2時間があっという間

記憶に残る昼は、記念に残る昼にもなった。

料理も良かったし、五月に味わった「五凛」生酒がとても美味しかった。

 

「食べる門には福来たる」記念の第300話目を美味しく飾らせていただき感謝。

K先輩、ごちそうになりました。 ありがとうございました。

http://blog.with2.net/link.php?1601745 

(寅)

 



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