( 五神・酒蔵純米吟醸 「なら泉勇斎」奈良市 )
■2013/4/6(土) (大阪)雨 ~ (奈良)曇
雨足が強くなった大阪・西田辺「PiEDRA」を午後2時半前に出て、暴風雨が接近するこんな日だからこそ 「私が奈良に行くと雨が降らない」ジンクスを敢えて試してみようかと天王寺から電車に乗り、雨の久宝寺~王寺~大和郡山を過ぎJR奈良駅に着いたのが夕方4時頃。 西田辺の雨でまだ濡れている傘を手にし、JR奈良駅前に降り立った。
JRの車内アナウンスは、「強風のため午後3時以降の電車は運転を見合わすこともあります。お早めに帰宅ください。」と何度も私に脅しをかけていた。 そんな凄い嵐が来るのか・・・
さて今日こそ奈良で傘をさしてみるか・・・と奈良駅前に出て来て立ったら拍子抜け
「あれ、雨止んでるやん」 折角、今日は奈良市で傘がさせると思ったのにな 春の嵐なんて本当に来るんかいな・・・ 半ば首をかしげながら三条通りを東(東大寺の方角)へ向かった。
そして右に折れて「もちいどの商店街」に入り、名物コロッケ店のところまで来ると 女性たちの笑い声がそこまで聞こえてきた。まさか~? でもどうもその発信地は、これから向かおうとしている「なら泉勇斎」からだった。
▼雨が止んで風もなかった「なら泉勇斎」 16時過ぎ
▼店に入るとなんとカウンターは女性たちに占拠されていた。
会話と笑いで完全なる女子会モード 入り込む余地なし
▼私は、傍らのテーブルに退いて、まずはいつも通り
「五神」酒蔵・純米吟醸からスタート
▼次も私の定番・倉本酒造の「つげのひむろ」菩提酛と鳥もつ
この酒の持つ強い酸味が独特の甘さを感じさせる
▼ 日本清酒発祥の寺「正暦寺」さんもご来店
「油長(酒造)の山本さんから聞きましてね」 と
出来たて鷹長・菩提酛を味わいにいらしていた。
もし正暦寺がなかったら現代に清酒は存在しないままだったかも・・・
▼この店での私の定番酒「鷹長」純米吟醸
研ちゃん真面目に仕事(接客)してるやん!
▼関東から京都~奈良に訪れた日本酒大好きカップル
瓶の裏面をしっかりチェック 「ほんと露葉風やん!」
そして 私が帰ろうとする「もうちょっと居てくださいよ」と研ちゃんに引き止められ
この店で最後の酒は「大名庄屋のにごり酒」 これはちと強い酒!
「ブログにかっこよく紹介たのんますね」
研ちゃんにそう言われて店を出ると外はもう真っ暗。
気づけば3時間近くもここに居たことになる。
もし東京から新幹線に乗っていたら姫路だ。
今日は、宮城・埼玉・千葉・茨城・京都・大阪・アメリカ・そして地元奈良
いろんな人たちが、美味しい奈良の日本酒に舌鼓を打っていた。
帰りに私はもう一軒「酒商のより」さんの新店舗に寄って帰途につくことにした。
▼ 雨も風もなく 嵐の前の静けさのJR奈良駅
結局今夜もジンクス通り 手にした傘をさすことなく奈良を後にしたのだった。
爆弾低気圧 何のその 酒(Syu)に交われば 春になるのさ
(寅)