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一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

噂の酒房『千喜千輝(CHIKI-CHIKI)』へ 今夜の〆酒は「酒屋八兵衛」   9/1

2012年09月04日 02時05分20秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 〆の酒・元坂酒造「酒屋八兵衛」  大阪市野田「千喜千輝」) 2012/9/1   20:00

 

■2012/9/1(土)  晴~一時雷雨~晴 ~月夜

野田バルでは5軒を廻った。 ただ飲んだ日本酒は、「風の森」「山鶴」

共に良く味を知る奈良の酒。 折角、野田まで足を伸ばしたにしては、なんだか物足りない。

時刻は、18時を廻っていたが、このまますんなり帰る気にもならず、野田に来たのだから

千代酒造の「篠峯」「櫛羅」を贔屓にしている数年前から噂の酒房

おだいどころバー『千喜千輝』 を覗いてみることに。

実は3年ほど前の仕事(印刷会社からの)帰り、昼間に一度店の場所を確認していたが、

うろおぼえ。 確か・・・ちょっと特長のある散髪屋さんのクルクルが近くにあった記憶を

手掛かりに大開地区の一帯を歩いてようやく見つけることができた。

店に入るなり、私が初めての客とわかるや

「うちはチューハイとか生ビールなどは、置いてませんけど、宜しいですか?」

いきなり念押しの質問が着物姿の女将さんから飛んできた。

「ええ、充分招致してます。 ここには日本酒を飲みに来ましたから(ご心配なく)」と私。

お互い何ともドライテーストな会話でのスタートとなった。

 

「この店、誰かに聞いてこられたんですか?」

「えっ まぁ~  雑誌で知って・・・」

(実は3年ほど前から、篠峯を贔屓にして、堺杜氏(社長)も同席する

「篠峯」イベントを定期的に行っている店がこの店であることを雑誌で知っていた。)

「うちの店、雑誌になんてそんなに出たことないのに・・・」と返された。

 

「早速ですけど、銘柄はおまかせしますから冷えた純米酒をお願いします。」

会話するより 本来の目的であるお酒を飲む方に切り替えた。

おまかせで、以下の三酒が出て来た。

▲ (福島県浪江から山形の蔵へ 「磐城寿」)

▲ ( 奈良県香芝の「大倉」備前朝日)

▲ (灘の酒 「大黒正宗」)

それにしてもアテが、日本酒にぴったり。というか、味がこなれている。

特に夏おでん「レタトマ」酸味としゃきしゃき感がいい。

だしまき卵も卵の濃厚さを感じて美味しかった。

 

三酒を飲んで、「そろそろお勘定」といいかけて右隣り3m 

お客さんの前に立ててある瓶が目に飛び込んで来た。

「えっ、嘘。 もしかして「八兵衛」置いてるんですか?」

「置いてあると知っていたら最初から最後まで「八兵衛」にしてたのに~」と私

「実は私、桐子さんと友達なの」と女将さん。

「な~んだ、それを早く言ってくださいよ」

私が、ブログを書いていて八兵衛ネタの際には、元坂酒造の桐子女将に

伝えていると言うと 「私が宜しく言っていたと伝えてくださいね」と言われた。

 

SAKESONIの際、ここの女将さんは、「美和桜」ブースの手伝いで参加していたとのこと

そのSAKESONI 今年はやらないのだそうだ。残念。

 

さすがに長居や西田辺で飲んでいる時とは勝手が違い、

一見客ということもあり、最初は「この人 何者?」みたいに警戒されていた私も

最後は「八兵衛」のおかげでぐっと距離感が縮まりいい〆の酒になった。

酒がとりもつ縁とはこのことか・・・

今度は落ち着いて、またこの店に「八兵衛」飲みに来よう! といい気分で店を出た。

今日一日、とても楽しかった野田。

(寅)

PS. 女将さんは、雑誌なんかにほとんど載ってないと言っていたけど、たまたまコンビニで立ち読みしたら、meets最新号にしっかり「千喜千輝」が載っていたのには、びっくりだったよ。