ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

模写と模倣

2006-06-06 22:46:14 | インポート
イタリアの画家の絵とそっくりの作品を発表し続けて、芸術選奨文部科学大臣賞を受けた画家に盗作疑惑が出て来た。酷似作品が20数点も発表され、それが評価される様になったが、一部の告発者から美術関係者に届けでがあり今回の騒ぎに発展した。イタリアの画家も無名に近い方だった為に、今回の告発者が出るまでは誰もが疑う事さえしていなかったし、今回の芸術選奨の選考委員さえも今回の報道が出るまでは気が付いていないらしい。そして慌てて授与の取消しを決めたと言ふ。
更にイタリア駐在の大使館員が態々イタリアの画家にお詫びに行ったらしい。
本来「模写」と言ふ分野があり画家が修練の為に名画の模写を勉強する道がある。世界的な名画を「模写」した作品が本物として流通する事さえあるのだ。
しかし今回の場合は完全に「模倣」であり、そして自己のオリジナルとして発表していたのだから、盗作と疑われてもやむを得ないと思う。2枚の絵を並べて見ると微妙に違えてはあるが、構図や色ずかいが全く類似している。小生はやはり完全に「模倣」と断じざるを得ないと思うが如何?
この段になって盗作と名指しされている画家の言訳がましい態度が益々惨めに見えてくるのだ。

昨日の「村上ファンド」の報道が姦しい程だが、「ホリエモン」とこの「村上ファンド」が株式業界に旋風を巻起こしたお陰で、個人投資家や外資投資家を株式取引に取込み今日の株高の状況を招いたとその効用を説く説があった、小生は一理あると思った。
コメント
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