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おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

お江戸へGO!

2019-06-15 12:26:30 | 観たもの
お江戸へ向かう新幹線です。あいにくの空模様、いつもの場所から富士山を撮りましたが、、全くイミフな写真になりました。ぼんやりとなんとなくシルエットはお分りいただけます?

今日は前乗りで、特に観劇の予定もありません。当初は一泊二日のつもりでした。東京駅から三越へ直行、その後歌舞伎座へと思っていたのですが、美少年二人のトークショーを取ってしまい、頑張れば行けなくもなかったのですが、前乗りすることにしました。東京で久しぶりのフリーの時間です。でも、大雨なんですよね。まあ、たぶん百貨店に行くことになると思うのですが。

あ、今乗ってる新幹線の車掌さん、英語の発音、ちょっとよろしゅうございます。カタカナを読んでる感じがしなかったので。
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田辺聖子さん

2019-06-11 00:36:52 | 訃報
 小説家の田辺聖子さんがお亡くなりになりました。91歳でした。

 わ~~~~ん、めっちゃショックです。大好きな小説家さんでした。最初に読んだのは小学校5年生ぐらいだったと思います。当時、朝のラジオ番組で「おはようパーソナリティ中村鋭一です」というのがありました。ウチの母が鋭ちゃんの大ファンで、毎日「鋭ちゃんがこんなん言うたはった。あんなん言うたはった」と聞かされていたのですが、その中で田辺聖子さんのエッセイ「女の長風呂」のことがちょいちょい話題に上っていました。断片的に聞かされていたら、一度ちゃんと読みたくなって、単行本を買いました。「女の長風呂」は週刊文春に連載されていたエッセイで、そういう?雑誌ですので、小学校5年生が読むには「どうよ?」ってところもあったかと思いますが、ウチの両親はそういうのは全く無頓着で、特に注意もされずサクサクと読んでおりました。なかなかませたガキでした。際どい話題もさることながら、お聖さんとそのパートナーの「かもかのおっちゃん」って“人生を達観”したはるところがあって、そっちに影響を受けたような気がします。現に、中学生の時に先生に「人生を達観したような顔をしている」と言われましたから。

 その後、興味はエッセイから小説に移り、いわゆる“ハイミス”を主人公にした小説は、ちょうど自分も“ハイミス”だったので、共感できるところも多く、ほとんど制覇したと思います。大阪の街中が舞台で、地名とかお店とか「あぁ、あそこね」とわかるところが多くて、より感情移入して読みました。ただ、自分が“ハイミス”の時期が過ぎてしまうと、読んでも「主人公ってワタシより若いのよね」ってなり、さらに、お聖さんも時代小説を書かれるようになって、そのへんはあまり関心がなく、また、ここ10年ぐらいは、ご病気だったのか、新刊も出ることなく、なんとなく遠ざかっておりました。ただ、昨年、何の拍子か、芥川賞受賞作の「感傷旅行」を読んでいないことに気づき、ちょうど復刻版も出ていたので手に取りました。久しぶりのお聖さんの小説、「らしいなぁ」と思いながら読んでました。他にも読みたいと思ったのですが、お聖さんの小説って売れるから、いろいろな文庫がとっかえひっかえ出版していて、既に読んだのかどうかわからなくて、結局読まずじまいでした。

 そうそう、最初は芥川賞だったんですね。直木賞だとばかり思っていました。「中間小説の旗手」みたいな言われ方をされていたように記憶しています。イマドキは、中間小説っていう言葉自体が死語になっているんでしょうか。

 大阪の賢くておしゃれで可愛らしい“女の子”が書ける小説家さんだったと思います。ご冥福をお祈りいたします。
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今日はここ

2019-06-10 21:32:11 | 観たもの
 社会人のための文楽鑑賞教室へまいりました。月曜の夜からって、なかなかキツイものがあります。そう思う人も多いのか、客席も七分程度の入りでした。

 「教室」となっているので、最初に「文楽入門」のコーナーがあるのですが、文楽について説明するので、文楽という芸能が変わらない限り、同じ説明になるのは仕方ないことはわかっているとはいえ、少々飽き気味でして、そこはskip、「寺子屋」に間に合うように行きました。

 文楽の「寺子屋」、たぶん初めてではないはずなんですが(しかも、つい最近、見たような気がする)、全然記憶がなく、歌舞伎との違いにいちいち「へ〜、こうなってんねんね」と思いながら拝見しておりました。最後の方の松王と千代の場面、「うちで存分にほえたではないか」というところあたりから、歌舞伎座の孝玉コンビに心が飛んでおりました。太夫さんの声が孝夫さんの声になり、人形の千代が玉ちゃんに見えます。「あれはほんまに良かったよね〜」と孝玉コンビに想いを馳せながら、前から2列目で見ていた失礼な客はワタシです。スビバセンね。あ、落語作家の小佐田さんご夫婦がお見えでした。

呂勢さんの美声と勘十郎さんの力強い松王丸に満足、よろしゅうございました。
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今年の上方歌舞伎会(続報)

2019-06-07 23:13:44 | 先々の予定
 上方歌舞伎会の配役がでましたので、チラシ画像を貼り付けておきます。

 「堀川」の与次郎は千次郎さんでした。師匠の我當さんの持ち役ですからね。やっぱり、お弟子さんにやっていただきたいですよね。千次郎さん ご自身も十三代目さんから我當さんに引き継がれたお役をお勤めになるということで喜びと同時にとても緊張していらっしゃいます。今月の「みたに歌舞伎」があって、「晴の会」の脚本もあって、松竹座もあって、お大変かと思いますが、きっととても良い与次郎になると思います。期待しております。

 「熊谷」は當吉郎さんです。千壽さんと折之助さんが女形二人です。見た目だけでなく実力もおありなので、良い相模と藤の方になると思います。女形さんはもちろん秀太郎さんと吉弥さんがご指導なさるのですが、一度玉ちゃんにもご覧いただきたいものです。御曹司さんたちには「歌舞伎の家に生まれたというだけなんだね」と辛口のご指導になるようなんですが、千壽さんや折之助さんの演技にどういう感想をお持ちになるのか、ちょっと聞いてみたいです。

 松十郎さんは梶原でした。舞台上での滞在時間が短そうなのがちと残念ではあります。今月はなかなか良いお役だそうなので、しっかり見てきます。

 8月は上旬に「晴の会」があって、それから歌舞伎座の「納涼歌舞伎」、下旬にこの「上方歌舞伎会」と右近さんの「研の会」があります。8月も忙しくなりそうです。
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今年の上方歌舞伎会

2019-06-06 22:46:37 | 先々の予定
 今年の上方歌舞伎会の演目が発表されました。

藤間 豊宏=振付
「寿式三番叟」  長唄囃子連中

片岡 仁左衛門=指導
片岡 秀太郎=指導
「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」

片岡 我當=指導
片岡 秀太郎=指導
「近頃河原の達引 堀川猿廻しの場」

 配役はまだですが、「熊谷」って結構登場人物が多いので「人数足りるのかしら?」とまず思いました。2月の歌舞伎座の筋書を見たら、名前のあるお役だけで15人いました。「堀川」は5人でした(文楽のプログラムで確認)。全員、ほぼ出ずっぱりになりそうです。お稽古だけでも大変そうです。晴の会ご出演の方のそちらのお稽古もあるし、7月の松竹座の皆さん、大変です。暑い時期なので、お身体に気をつけてお過ごしいただきたいと思います。

 配役が出るまで、誰がどのお役?とあーでもない、こーでもないとあれこれ想像するのも面白いものです。「熊谷」の熊谷は松十郎さん?千壽さんは相模か藤の方? 千次郎さんは「堀川」の与次郎? そういえば、吉太朗クンは永楽館では稽古娘おつるでした。今回はおしゅん、出来ますよね。折之助さん、りき彌さん、當史弥さんのきれいどころは何をなさるんでしょうか。上方歌舞伎会って二枚目や美人が揃っています。秀太郎さんの美意識の高さなんでしょう。

 どれも非常に“手強い”演目ですが、皆さんがどう演じられるのか、楽しみです。

 公演期間
  2019年8月24日(土)~2019年8月25日(日)
 開演時間
  第1部 午前11時 (午後3時終演予定)
  第2部 午後4時 (午後8時終演予定)
 チケット代 4100円
 前売り発売日 7月11日(木)~

 孝夫さんの「指導者ご挨拶」を目指して、チケ取り頑張ります!
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「夏再見参!?YJKT 染五郎・團子の映し語り」

2019-06-05 22:46:44 | 先々の予定
6/16(日)開催 『夏再見参!?YJKT 染五郎・團子の映し語り』
 
 “先々の予定”としていますが、もうすぐ、来週の日曜日のことです。銀座の東劇で開催される歌舞伎座「八月納涼歌舞伎『東海道中膝栗毛』上演記念イベント「夏再見参!?YJKT(またくるよ こりないめんめん)」に染五郎クンと團子ちゃんが登場します。このイベントのためにつくられた特別映像「The DOGGY’s LOOK」を上映後、二人のトークショーがあります。

 【スケジュール】
 2019年6月16日(日)10:30の回(10:00開場)
  10:30 上映
  12:00 トーク
  12:30 終了予定
 13:30の回(13:00開場)
  13:30 トーク
  14:00 上映
  15:30 終了予定

 16日、東京にいるんですよね。13時から三越劇場で新派を見ることになっています。12時半に東銀座を出てダッシュすれば間に合わないことはありません。でも、三越本店でお買い物もしたいんですよね。昨夜からずっと「どうしよう・・・」と悩んでいて、でも、たぶん、お席は瞬殺だろうと思い、買い物に行こう!と思っていたのですが、発売開始の今日のお昼の12時にチケットWeb松竹を見に行ったら、余裕でログインできる状態で、ポチポチやってるうちに、決済してしまいました。このテのイベントってほぼ東京開催で、参加できる機会ってまずなくて、文字通り“千載一遇”だったので、美少年を拝んできます。あ、チケットはまだあるようです。チケットはチケットWeb松竹のみの販売で、チケット代金は4500円です。
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八月の歌舞伎座

2019-06-03 00:43:37 | 先々の予定
 8月の歌舞伎座「納涼歌舞伎」の演目と出演者が発表になりました。通常、前々月の初日に発表があるので、今月は1日初日ということで5月30日ごろから「何かしらね~?」と思っていたら、5月31日の夕方ごろにツィッターで「玉ちゃんがご出演」と言う情報が流れてきました。カード会社か何かの案内だったようで、納涼歌舞伎に玉ちゃんなんて思いもしなかったのでビックリしました。で、明けて1日の10時半ごろに正式な発表があり、やはり玉ちゃんは第3部にご出演となっていました。ずっとコンサートが続き、このままだと12月まで歌舞伎のご出演はないのかしらと思っていたので、ちょっとフェイント?をかけられてような気分です(←喜んでます。念のため)。

 毎年12月の歌舞伎座は“玉さまブートキャンプ”と言われておりますが、この8月もそんな感じです。第1部の政岡の七之助さんと第3部の中車さん、玉ちゃんビシバシとご指導なさるんでしょう。「雪之丞変化」は亀ちゃんで見ています(そのときの記事はコチラ)。歌舞伎役者という設定でしたので、劇中劇がありました。今回は何をなさるのか、楽しみです。

 第2部の「弥次喜多」は昨年で終わるようなことをおっしゃっていましたが、今年もありますね。美少年染五郎クンと團子ちゃんの“定点観測”になっています。

 納涼歌舞伎はもともと遠征するつもりでホテルは予約済みです。ついでに新派の山村美沙サスペンスも見ようと思っていたのですが、3部に玉ちゃんとなると、2回見ないといけないのかしらという気分になってきて、順列組み合わせが難しそうです。

八月納涼歌舞伎

【第1部】
一、「伽羅先代萩」
   御殿
   床下
    乳人政岡     七之助
    仁木弾正/八汐  幸四郎
    一子千松    勘太郎
    鶴千代     長三郎
    荒獅子男之助  巳之助
    栄御前     扇 雀

二、「闇梅百物語」
    骸骨/読売 幸四郎
    狸     彌十郎
    雪女郎   扇 雀

【第2部】
「東海道中膝栗毛」
    喜多八    猿之助
    弥次郎兵衛  幸四郎
    伊月梵太郎  染五郎
    五代政之助  團 子
           七之助
           中 車

【第3部】
「新版 雪之丞変化」
    中村雪之丞  玉三郎
    中村菊之丞  中 車
    土部三斎
    孤軒老師
    脇田一松斎
    盗賊闇太郎
    秋空星三郎  七之助
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今月のお芝居

2019-06-02 01:09:19 | 今月のお芝居
 6月になりました。今月の予定です。先月とは打って変わって忙しい一ヶ月です。お江戸遠征もございます。

 1日(土)
 「三婆」@松竹座
 
 8日(土)
 「NARUTO]@南座
 昨年、新橋演舞場で拝見しましたが、梅玉さんがお出ましということもありますし、何より南座って歌舞伎の集客がイマイチなので、上方歌舞伎ファンとしては南座での歌舞伎上演のために、ここは行っとこかと・・・。

 10日(月)
 文楽鑑賞教室@国立文楽劇場
 「寺子屋」が出ます。

 16日(日)
 「夜の蝶」@三越劇場
 雪之丞さんと篠井英介さんの現代の女形対決です。

 16日(日)
 「六月大歌舞伎」夜の部@歌舞伎座
 みたに歌舞伎でございます。初日から大変評判がよく、楽しみです。松嶋屋さんのお弟子さんが大挙してご出演のようで、奮発席から確認したいと思います。あ、美少年染五郎クンもご出演です。

 17日(月)
 「六月大歌舞伎」昼の部@歌舞伎座
 孝夫さんの「封印切」でございます。吉右衛門さんの「石切」もあります。昼の部と夜の部のギャップ、激しすぎです。こちらも奮発席です。花横なので、幕切れの忠兵衛、しっかり目に焼き付けます。

 19日(水)
 「化粧二題」@兵庫芸術文化センター
 内野聖陽さんご出演です。「きのう何食べた?」にはまって、急遽見に行くことにしました。

 30日(日)
 宝塚雪組公演「壬生義士伝」@宝塚大劇場
 年に一度誘ってくださる方があって、行ってきます。

 《今月の前売り》
 2日(日)
 夏休み文楽公演
 3日(月)
 七月大歌舞伎@松竹座
 5日(水)
 超歌舞伎@南座
 22日(土)
 新派@新橋演舞場

 忘れないように頑張ります!
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今日はここ

2019-06-01 17:52:03 | 観たもの
 松竹座の「三婆」でございます。大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子の芸達者三人の丁々発止の喜劇です。三年前に新橋演舞場で初演、今回再演です。このあと、博多座にいらっしゃるそうです。

 しのぶさん、えりさん、緑子さん、何れの方もワタシとそう年齢は変わらず、それなのに「婆」なんてお気の毒だわーと思っていましたが、有吉佐和子さんの原作が60歳という設定だそうです。原作が書かれたのが60年前、その当時の女性の平均寿命は70歳なので、このタイトル、全然無理はないんですね。

まだ一幕が終わったところですが、舞台の上、火花がバチバチ散ってます。お三方とも、すごい迫力です。

【追記】
 終わりました。まず、有吉佐和子さんの「先見の明」にびっくりでした。60年も前にこういう小説をお書きになったんですね。老人問題、全然変わってないです。

 三年前の初演時、舞台の宣伝のために、三人でいろいろなバラエティに出演されていたのを見て、ちょっと見てみたいかも、と思っていたので拝見できてよかったです。それぞれ、舞台役者さんとしてのキャリアが長く、舞台での台詞も位置も動きも抜群の安定感で、お客さんをぐいぐい引っ張って行きました。周りも新派の役者さんで(演出の斎藤さんおご縁?)だったので、出過ぎず引きすぎず、良いワキでした。

 それにしても、えりさんや緑子さんが商業演劇の舞台って(もう何度も出ていらっしゃいますが)、時代の流れを感じますね。

≪オマケ≫

 来月の孝夫さんだけのポスターでございます。そして、これが、なんとまあ、チラシもあったんでございますよ、奥さん! ワタクシ、ガシッと束にしてもらってまいりましたわ。オホホホホ。
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