おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

今日はここ

2019-06-01 17:52:03 | 観たもの
 松竹座の「三婆」でございます。大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子の芸達者三人の丁々発止の喜劇です。三年前に新橋演舞場で初演、今回再演です。このあと、博多座にいらっしゃるそうです。

 しのぶさん、えりさん、緑子さん、何れの方もワタシとそう年齢は変わらず、それなのに「婆」なんてお気の毒だわーと思っていましたが、有吉佐和子さんの原作が60歳という設定だそうです。原作が書かれたのが60年前、その当時の女性の平均寿命は70歳なので、このタイトル、全然無理はないんですね。

まだ一幕が終わったところですが、舞台の上、火花がバチバチ散ってます。お三方とも、すごい迫力です。

【追記】
 終わりました。まず、有吉佐和子さんの「先見の明」にびっくりでした。60年も前にこういう小説をお書きになったんですね。老人問題、全然変わってないです。

 三年前の初演時、舞台の宣伝のために、三人でいろいろなバラエティに出演されていたのを見て、ちょっと見てみたいかも、と思っていたので拝見できてよかったです。それぞれ、舞台役者さんとしてのキャリアが長く、舞台での台詞も位置も動きも抜群の安定感で、お客さんをぐいぐい引っ張って行きました。周りも新派の役者さんで(演出の斎藤さんおご縁?)だったので、出過ぎず引きすぎず、良いワキでした。

 それにしても、えりさんや緑子さんが商業演劇の舞台って(もう何度も出ていらっしゃいますが)、時代の流れを感じますね。

≪オマケ≫

 来月の孝夫さんだけのポスターでございます。そして、これが、なんとまあ、チラシもあったんでございますよ、奥さん! ワタクシ、ガシッと束にしてもらってまいりましたわ。オホホホホ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする