よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

「佐賀錦」(街道番外編)

2011-05-26 08:36:17 | その他
先日長崎街道「佐賀宿」を歩いていたら旧福田家で佐賀錦の実演を行っていた。


この佐賀錦は、肥前国鹿島藩9代目藩主夫人が病に伏せ、部屋の天井の網代(あじろ)組みを
見るうちその美しさに惹かれこれを何か形に残すことは出来ないかと側近の方に相談されて
出来たものです。それから代々鹿島藩女中に受け継がれていきました。

佐賀錦は、金、銀漆を貼った特製の和紙を細かく裁断したものを経糸(たていと)とし、
絹の撚糸を染色したものを緯糸(よこいと)として丹念に織り上げられたもので
紋様は、網代、紗綾、菱形など多様なものがあります。
根気の要る手仕事で1日に2cmほどしか編むことができません。

50cmぐらいの織り機で糸を1本1本織っていきます。
出来上がった佐賀錦は絢爛豪華です。

佐賀錦は、帯地などに使われますが、現在では、ストラップ、財布,アクセサリーなどもあります。