万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4080 常人の3790

2021年08月30日 | 万葉短歌

2021-0830-man4080
万葉短歌4080 常人の3790

常人の 恋ふといふよりは あまりにて
我れは死ぬべく なりにたらずや  大伴坂上郎女

3790     万葉短歌4080 ShuI457 2021-0830-man4080

□つねひとの こふといふよりは あまりにて
  われはしぬべく なりにたらずや
○大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=04-0563歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第49首。題詞に、「姑(をば)大伴氏坂上郎女来贈(おこする)越中守大伴宿祢家持歌二首」。
【訓注】常人(つねひと=都祢比等)[「通常の人。平均的な一般人」。集中3か所に]。恋ふ(こふ=故布)。あまりにて(安麻里尓弖)[「<に>は完了の助動詞<ぬ>の連用形」]。死ぬ(しぬ=之奴)。なりにたらずや(奈里尓多良受也)[「ナリニテアラズヤ」の約]。