万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4076 あしひきの3786

2021年08月26日 | 万葉短歌

2021-0826-man4076
万葉短歌4076 あしひきの3786

あしひきの 山はなくもが 月見れば
同じき里を 心隔てつ  大伴家持

3786     万葉短歌4076 ShuI451 2021-0826-man4076

□あしひきの やまはなくもが つきみれば
  おなじきさとを こころへだてつ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第45首。題詞に、「越中(こしのみちの なかの)国守大伴家持報(こたへ)贈歌四首」。続けて小題に、「一 答古人云」。
【訓注】あしひきの(安之比奇能)。山はなくもが(やまはなくもが=夜麻波奈久毛我)[「山なんかなければよいのに」]。月見れば(つきみれば=都奇見礼婆)。