万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4063 常世物3773

2021年08月13日 | 万葉短歌

2021-0813-man4063
万葉短歌4063 常世物3773

常世物 この橘の いや照りに
我ご大君は 今も見るごと  大伴家持

3773     万葉短歌4063 ShuI415 2021-0813-man4063

□とこよもの このたちばなの いやてりに
  わごおほきみは いまもみるごと
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第32首。題詞に、「後追和(おひてこたふる)橘歌二首」。次歌左注参照。
【訓注】常世物(とこよもの=等許余物能)[「常世の国から渡来しためでたい物」。記紀伝承により、橘のこと。4111]。我ご(わご=和期)[「<我が>の転。当時古形と見られていた」。<わごおほきみ>訓として、01-0036(長歌)吾大王、以後、集中での出現は37か所]。