登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

ヒメサユリ・浅草岳

2017年06月29日 20時29分12秒 | 越後の山
H29年6月28日、ヒメサユリ咲く浅草岳を歩いてきました。

浅草岳は福島県只見町と新潟県魚沼市の境界に位置する。多くの登山者で賑わう言わずと知れた名峰。
福島県側(東側)は険峻な地形だが新潟県側(西側)は穏やかな地形で対照的。
みどころは、只見尾根(中崎尾根)から望む鬼ガ面山の絶壁と鬼ヶ面山への尾根のヒメサユリを初めとする高山植物の群落
今回は和徹さんと只見尾根(中崎尾根)を登り、六十里越に降り立つもので浅草岳の良いとこどり。ミニ縦走とした。

田子倉只見沢登山口(550m)6:35~渡渉6:55~大久保沢の水場7:15~田子倉眺め7:55~剣ヶ峰(1131m)~鬼ヶ面眺め~浅草岳(1586m)9:40~前岳(1568m)~ 10:55狢沢カッチ(1452m)(昼食)11:20~鬼ヶ面山(1465m)12:10~南岳(1409m)~14:25六十里越登山口(750m)
約7時間50分の花散歩でした。

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自分の車を六十里越登山口にデポ、和徹さんの車で約7キロ先の田子倉只見沢登山口へ移動。


田子倉只見沢登山口手前の休憩所に駐車。木の香りがプンプンとする綺麗な小屋。
休憩所はまだ新しくトイレも綺麗で快適。ここで宿泊したくなるほど(宿泊禁止ですけど)


JR只見線の線路を越えて、田子倉只見沢登山口へ。自分はこの登山口からは19年ぶりで記憶もおぼろげ。
「浅草岳登山口」と書かれた大きな看板のある登山口を入るとすぐに只見沢に沿った登りとなる。
登山道はよく踏みしめられており、ブナの原生林の中を気持ちよく登れる。


渡渉ポイントには、単管パイプの仮設橋が設置されていた。


大久保沢を横切る。


ブナの巨木が立ち並ぶ山道の間に、ホオノキ(朴の木)の緑の葉っぱが綺麗であった。


「剣ヶ峰」~「鬼ヶ面眺め」で見る鬼ガ面山の絶壁は見事。


屏風のような尾根が続く


田子倉湖を眼下に登ってきた只見尾根(中崎尾根)を見下ろす。手前の小ピークが通過した剣ヶ峰。中央奥には薄っすらと会津朝日岳
奥只見の雄大なスケールを体感できるようになる。ダム湖はこの右手の大川猿倉山を半島のように取り囲んでいる。


さらに登るとこれまた絶景、鬼ヶ面山の尾根の奥の山塊は毛猛山塊


北岳への尾根方面、前岳の残雪を歩くハイカーの列が見える。


山頂に近づくにつれヒメサユリが見られる。ここまででも紅更紗ドウダンやウラジロヨウラクや、タニウツギも沢山咲いている。


シラネアオイもこんなに元気に


山頂到着。ゆっくり4時間と思っていたが3時間で着いた。
山頂は混みあうので集合写真を撮って山頂直下の木道脇のベンチに移動し休憩。


休憩している木道脇のベンチからワタスゲ越に守門岳。


前岳周辺は遅くまで雪渓が残る。
ここで桜曽根・ネズモチ平登山口との分岐となるが雪の下に隠れていると迷いやすいので要注意だ。


鬼ヶ面への尾根の奥には毛猛山塊。これも気になる山、いつか機会があれば


登ってきた中先尾根をクローズアップ。なかなか迫力のある稜線。こんな尾根を登ってきたんだな~


この附近からフラワーロードへ突入。これからは花を愛でながらの稜線漫歩
早速ヒメサユリとの出合い。綺麗ですね~


まさにフラワーロード


切れ落ちた尾根を慎重に


眺望を楽しみながら狢沢カッチで昼食。


北岳を過ぎてもヒメサユリが乱舞する尾根は続く。足が止まり前に進まない。














南岳を過ぎるとヒメサユリは終わるが、その他の花に選手交代。ムラサキヤシオにタムシバが真っ盛り


カタクリにイワウチワも・・・






たくさんの花を見ながら無事に六十里越登山口に出る。


お疲れ様でした。梅雨の中休みをついた山散歩、眺望もあり活き活きとした花にも出合え最高でした。
そして「湯あたり」の話題には大爆笑、疲れも吹っ飛びました。また一緒しましょう。


保久礼小屋から守門岳

2017年06月29日 07時13分37秒 | 越後の山
H29年6月27日、守門岳を歩いてきました。

以前に浅草岳から見た守門岳が気になり、いずれ機会をみてと思っていた。
今回、和徹さんと浅草岳を一緒する機会があり、これは良い機会と守門岳と組み合わせた。

守門岳は、大岳、青雲岳、袴岳の3つの山から構成され、その中の最高峰である袴岳を指して「守門岳」と呼ばれている。
今回は最もポピュラーで、保久礼小屋(ほっきゅれい)から大岳、青雲岳、袴岳の三山を踏むコースを選択した。

保久礼駐車場発8:25~保久礼小屋8:30~キビタキ清水9:00~きびたき小屋~不動平9:45~不動さま9:55~10:05大岳10:10~二口コース分岐点10:45~青雲岳11:00~11:15守門岳(昼食)11:40~青雲岳11:50~二口コース分岐点12:00~12:35大岳12:45~不動平~キビタキ小屋13:25~保久礼小屋~13:50保久礼駐車場着
約5時間半の山散歩でした。

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今回は保久礼(ほっきゅれい)コースから守門岳の往復


自宅4:00発、駐車場8:20着 241キロ(一般道)
登山口の保久礼駐車場


駐車場の奥から大岳に取り付く


すぐに保久礼小屋がある。見た目通りで内部も綺麗ではない。


ブナの森の中の偽木の階段をずんずんと、泥濘だ山道を登って行く。


登山道脇にキビタキ清水


キビタキ清水からちょっと登ってキビタキ避難小屋。内部も綺麗ではない。


粘土質で滑りやすい


不動平付近。ここまで来れば、大岳はもうちょっと


不動さま


大岳山頂。一息入れザックをデポしサブザックで守門岳を往復する。


大岳からやや進むと、守門岳東側の山容がドーンと現れ絶景です。守門岳ピークは中央やや左。


大岳からの登山道の両脇は刈りはらわれている。ヒメサユリやニッコウキスゲの花芽も・・花は疎らで少ない




大岳を背に


二口コースとの分岐点


守門岳の北尾根の先に烏帽子山(左)


青雲岳(あおぐもだけ)に到着。
守門岳(袴岳)と大岳分岐の中間点付近に位置し、目の前には守門岳がそびえていて眺望の良い山で山頂には低潅木と草原が広がっており池塘と呼ばれる池がある。


青雲岳は草原が広がり、木道が敷かれている。
目の前の山が守門岳の主峰、袴岳(はかまだけ)。このあたりの雰囲気は最高です。


守門岳(袴岳)山頂。


山頂からは360度の大展望。鬼ヶ面山~浅草岳が間近に


守門岳山頂より浅草岳・会津朝日岳(右)などの山々を望む


大白川コースから日立のSさんが仲間2人と到着。
自分が勝田マラソンの参加賞のTシャツを着ていたことで、マラソンの話になった。
Sさんは勝田、水戸マラソンなどにも参加しているとのことでローカルな話に花が咲いた。
水戸マラソンでお会いしましょうとお別れした。


下山とする。
守門岳山頂から青雲岳・大岳方面を望む/大岳への登り返しがきつそう~


往路を坦々と戻り、大岳でザックを回収し無事に駐車場へ戻った。
蒸し暑い日であったが眺望もあり良い山行であった。だが花は少なく期待外れであった。

寿和温泉(シルバー料金400円)で汗を流し、明日の浅草岳の六十里越駐車場で車中泊。