なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

崖っぷちブルースマン格語りき...

2013年01月19日 | Music

今回は音楽について語ります


(※)興味のない方には全くつまらない回ですが...


近年、映画や音楽のソフト(つまりDVDやCDなどですが~)は再発される際、“デジタル・リマスター”を謳って 『 未発表音源 』 、 『 未発表映像 』 なるものが付いてくることが多いですよね。あるいは 『 完全版 』 みたいなものも。リマスターに関しては高々数年で進歩していないので、よっぽどCDが登場した80年代のプレスしたものと比べない限り一般的な購入者にはわからない。だから結局は業者が考え出した販売促進のための“付加価値”に過ぎないんですよね


“未発表”なんて大げさに聞こえるが、言ってみれば結局はただのカットされた(ボツになった)のモノなのだが、これに“弱い”買い手が多いわけだ。それよりもまだ一度もCD化・DVD化されていないもの(つまり未だにレコードやビデオでしか楽しめない作品)を発売して欲しいものだ。例えば Wings の Rock Show とかね(これはこれでかなりの確率で本年に出るらしいが...)

音楽の未発表に関して言えば昔からブートレグ(海賊盤)の問題があり、“その手の業者に儲けさせるならリマスターの時に公式に付けちゃえ~”とアーティストの意図もあるわけだ。格言うZUYAさんも大昔はブートレグを買い漁ったものだ


今はそれなりに“聴く耳”を持っているから、昔のように買ったりはしないですな。繰り返しになってしまうが、未発表作品なんて“未発表と呼ばれるに相応しい出来のものが多い”のが現実です

それを痛烈に感じたのは2005年ごろに発売された 『 Don't Fight The Feeling 』 。 Aretha Franklin の 名作 『 Live At Filmore West 』 のいわゆる“完全版”だ。レコーディングを行っていた数日間のステージを全て収録したわけだ

前座と彼女のバック・バンドを引き受けた King Curtis と彼のバンド。Curtis の部分も元々単体アルバム化されていて同じく“名盤”と謳われている

King Curtis のステージでは Biily Preston が Geroge Harrison の 『 My Sweet Road 』 を歌っていたが当時のアルバムには収録されず、この“完全版”で初めて陽の目を見たわけである。これは好きな曲だったので、まぁ個人的には嬉しかった。でも残りのいわゆる“別バージョン”は演奏のミスが目立ち、正直この世に出して欲しくなかったですね


こう言う点から見ても昔はアルバム制作と言うのはレコーディングからマスタリングまで念入りに行われたものが市場に出たわけである...とは一概に言えないんですよね~

レコード会社との契約上で急いで出さねばならなかったものも多分にあるのだ。例えばエリック・クラプトンの復活コンサートでもあった“Rainbow Concert (レインボー・コンサート)”。これも90年代にリマスター化の際に体裁が整えられたがオリジナルは収録曲は6曲でミックスはかなりひどいものであった。まぁこれに関してはライブ・レコーディング自体がかなり“ちゃちな機材”で行われたそうだから...


でもねぇ、これだけ語っていてもZUYAもやっぱり好きですよ、未発表もの

ちゃんとレコーディングされたもの、つまりミスとかリハーサル・ヴァージョンとか言ったものでなくて BBA の幻のスタジオ・セカンド・アルバムのように完成してあるのに世に出なかったやつとか、やっぱり聴きたいですよね。あと彼らのBBCライブの音源とかね


ちなみにこちらはロッドのソロ名義の未発表曲集 ( ↓ ) 。


ロッド・スチュワート・セッションズ
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン



フェイセズのものはフェイセズらしく、既発表曲と未発表曲が混ざったBOXで発売 ( ↓ )


Faces Box: Five Guys Walk Into a Bar
クリエーター情報なし
Rhino / Wea





    


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