今回も長文です。
連載小説並みの長さです
※誰かお仕事下さい(笑)
お時間のある時にお読みくださいませ。
こんばんはZUYAさんです
ZUYAさんが車の運転免許を取ったのは、1996年(平成8年)ですから20代前半ですね。当時は教習所にまだヤクザな指導員がわんさかいた頃です。今はそう言う指導員はいないようですし、そう言う連中を知らない方も多いでしょうが、まぁ昔は本当に酷かったです(詳細はまた別の機会にでも~)
そんな環境で苦労して取ったものの、特に車に興味もなかったZUYAさんはお決まりの“ペーパードライバーの道”へ。それが結婚を機に出掛ける際にレンタカーを借りることが多くなり、ようやく運転の面白さに気が付いたわけです(※ちなみに家人は免許を所持していません)
結婚して数年後、家人に説得され一旦音楽活動は休止して、堅気の仕事に付くことになりました。が、37歳までずっと音楽中心の人生でしたから、学歴もなければ資格も何もないわけです。そんな時に職安(いわゆるハローワーク)で見つけたのが、老舗の折箱屋の配達の仕事でした。1年しか続きませんでしたが、ここは社用車がマニュアル車だったので、都内を走りまわり長年のブランクを埋めるには格好の機会でした
次に就いた仕事は、建築資材を扱う会社で1.5トンのトラックによる配達が主な仕事でした。ここも当然マニュアル車で、少しだけ忍耐力が付いて働いた1年半(笑)の間に更に運転技術は向上しました
そして今の職場には、最初は「デリバリー&パーキング係」で採用されました。東京都心のごみごみとした街中を5年間走りまくりました。そして特に希望を出したわけもなく、勝手に“幹部候補”にされて昨年の1月から今の部署に異動になったわけです
あれ?
今日は何を書くつもりだったっけ...?
あ!
旅日記の最終回ですね。終わらせないといけませんね。旅の話よりも音楽や料理の話を楽しみにされている方も多いので~
では「木曽路の旅」の最終回、お楽しみくださいませ~
岐阜県恵那市にて
一向に止む気配のない雨の中、午前8時半頃に長野県木曽郡木祖村の民宿「りんどう」を出発し、名勝地「寝覚ノ床」を経て国道19号線をさらに南下しました。天気予報によると雨雲は西から東へと流れて、天気は快復に向かうとのことでしたが、行けども行けども雨です
長野県南木曽町を抜けて岐阜県中津川市へ入りました。もう一泊出来て時間に余裕があれば、中山道の名宿場町の妻籠と馬篭を再訪したかったのですけどね。今回はちょっと無理でした
東海地方ではおなじみのスーパー「Valor」に立ち寄って、お墓参りに必要な物を揃えました。もちろん祖父の好きだったアルコールも忘れずにね(実は忘れてレジに行こうとしたら、家人に言われてハッとしました...)
再び車に乗り10分ほどで、恵那市内の外れにあるお墓に到着。傘を片手にお墓を綺麗にするのは、一苦労です。線香に火も着けないといけないしね。しかし家人はたくましく傘など差さずにせっせと掃除をこなしていました。その背中を見ていると幼い頃、ZUYAさんと双子の片割れを連れた祖母が、ここに来ると同じようにいつもせっせとこなしていたことを思い出しました。チビ達は何の役にも立たないのに、暑いとか蚊が多いとか(お墓だから)怖いとか泣き言ばかり...あれ?今と変わらなくない?
女は永遠に強し
午前11時頃でしたが、流石にこの雨では命日とは言え誰も来た形跡が無く、墓地を見渡してもZUYAさん夫婦以外は誰もいません。30分ほど滞在して軽くランチにするために、2年振りに訪れたご先祖様の眠る地に別れを告げました
さて恵那に来れば、五平餅です。五平餅と言えば恵那駅前にある「あまから本店」です。昔は市内に店頭で五平餅を焼いている店が沢山あったように記憶していますが、すっかり減ってしまいました。こちらは超人気店ですが天気のせいなのか、店内はガラガラで難無く着席。でも直ぐに持ち帰りの客が増えて来て、「20本!」「30本!」と大口の注文が入り、いつもの見慣れた光景に
こちらの五平餅は団子型。全国的には小判型が知られているのかな。でもこっちの方が食べやすいです。芯棒にこびり付くお米も少ないかも~
定食にはお味噌汁と果物が付いてきます
この後、さらに3本追加しました(そりゃ太るわ~)
恵那や隣の中津川は栗の有名処でもありまして、その栗を使ったお菓子で全国的に有名な和菓子の名店「川上屋」や「寿や」はご存知の方も多いと思います。お店の方が母の同級生である恵那駅前の「寿や」に入り、お土産を何点か買い求めました
栗きんとんと栗羊羹です
さて当初の予定は全て終えて、これからどうしようかと。レンタカーは甲府駅前のオフィスに17時までに返せば良いのですが、先ほど閃いた妻籠宿・馬篭宿に行くのはちょっと厳しい。紅葉の時期だったら付知峡や阿木渓谷に行くのですがねぇ。で、お墓の近くにある子供の頃に行った神社に行ってみました。40年ぶりぐらいでしょうか。夏休みにはお祭りにも参加した覚えがあります
今回知りましたが「富士浅間神社」だったのですね。子供の頃の記憶では境内が広かったのですが、随分とコンパクトな佇まいでした。鳥居をくぐって全く人気のない境内を進んで行くと、舞台の上に何か白い物が...うわぁ骸骨とかだったら嫌だなぁと思いながら近づいて見ると、なぜか招き猫が...おぉ君が招いたんだね
境内には「恵那峡稲荷」なるお稲荷さんが。これは全く記憶にありません。だいたい恵那峡から離れているし、後から付け加えられたのかなぁ
さて再び手持ち無沙汰になりました。天気が良ければ色々と思い付くのですが...思いついたのが昔から祖母や親戚のおじさん達が連れて行きたがっていた「根の上高原」へ
ZUYAさんと双子の片割れは、幼少の頃はまぁ乗り物酔いが酷くてですね。特に車とバスでは悲惨な光景が幾度となく繰り広げられました(母、祖母、その他の方々ごめんなさい...)。ですから山道をぐにゃぐにゃと進んで行く根の上高原は、まさに雲の上の存在でした
根の上高原は岐阜県恵那市と中津川市にまたがる標高が900mを超える所にある高原(自然公園)です。念願叶って行ってみたのですが、“つわものどもが夢のあと”...と言う言葉が浮かんだと言うのが率直な感想です
少し紅葉が始まっていました
シーズンの合間のひとときに見つめ合う恋人たち(笑)
もう迷わず甲府に向かうことに。山を再び下り中津川ICを目指します。ICに近づいた時にふと思いつきました。ZUYAさんが普段担当しているもやしの仕入れ先が、この中津川ICのすぐ横にあるのです。で、もちろんZUYAさんは運転中なので、助手席の家人に“写真を撮っておいて~”と頼んだわけです。ICのゲートが近づいて来て、家人が“どれかわからない”なんて言い出して...
“ええ~!いつもここに来る時、言ってるやん!”とイライラし始めるZUYAさん
前後に車がないこと確認しながら、家人の方を向き窓越しに、“あれだよ、あれ!”と教えている内にゲートに入ってしまい停車。“あれ?なんかおかしいぞ”と思いながらも、アクセルを踏んで再発進しました。本線に入るランプに進入したので運転に集中。加速して本線に合流してからも、何かおかしいぞぉと考えていたら、
“あれ?そう言えばETCの音と音声が出なかったなぁ...”
“あ!一般ゲートから入っちゃったよぉ!”
と言うことは、通行券取ってないじゃん~
長い運転歴で前代未聞の珍事件。ええ“サンデー・ドライバー”じゃないのに...これって、どうやって高速を降りる時にゲートで証明するんだ?自己申告で通用するのか?
恵那山トンネルを抜けて伊那地方へ。駒ヶ根SAに入ってスマホで急いで調べましたよ。やはり出口のICで自己申告するしかないようですが、いろいろ聞かれるとのこと。買い物や食事をした時のレシートがあれば、話はスムーズになるとか
探しましたよ。いつもはレシートは受け取らなかったり、直ぐにゴミ箱に捨ててしまったりするのですが、財布の中にも見つからず家人も持っていないと...
紙類は忘れると洗濯する時に悲劇なので普段は入れないのですが、ズボンのポケットの中を探ると見つかりました。墓参りの何やかんやを買った時のレシートです(やはりご先祖様達が...)
南アルプスが見えます
八ヶ岳が見えます
富士山は傘をかぶっています
今頃になって青空が見えるようになり、ドライブらしくなってきました。復路の風景写真は全て助手席に座る家人の撮ったものです。往路は双葉SAにあるETC専用のスマートICから入ったのですが、そこは無人なので帰りは一つ先の「甲府昭和」で降りることに。係員のいる一般ゲートに入り事情を説明。事情を聴かれて書類を書かされて現金より少々高くなってしまいましたが、無罪放免~
そのまま甲府駅前のオフィスに向かいレンタカーを返却。予定より少し遅れましたが帰りの電車まで1時間あるので、夏に1人で来た時に入った駅近くの居酒屋へ。ええあの名物「ほうとう」とホールの従業員がイマイチだった店でしたが、一品料理は美味しかったので再訪しました~
また馬刺し
甲府名物「鳥もつ煮」
出発の時間が近づき、店を出て駅構内のキオスクで車内で呑むワインを買って、いざ東京へ。中央本線は途中県境付近で中央高速道路と並走するのですが、10数キロ連なる渋滞の光を眺めながら飲む酒は毎度格別です
往路と同じく1時間30分で、新鮮な空気や緑とは無縁の新宿駅へ到着。「栗きんとん」は消費期限が購入日から3日以内なので、帰りに義母の家によってお土産だけを渡して無事に家に到着しました~
これにて旅日記はおしまいです。毎回大変長くなりましたが、4回に渡ってお付き合いくださいましてありがとうございました。もっと書いてくださいと言う意見もありますが、その他のトピックも書きたいですからね~
では次回からは通常営業いたしますので、またお会いいたしましょう
Have A Good Night,Folks!