なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

“地下鉄のギタリスト”...

2017年03月16日 | Music
(一昨年のことだが)初めて巣鴨にある 『 Yururi Bar 』 に訪れた夜に、マスターと音楽談義をしている中で名を知ったのが“地下鉄のギタリスト”なる存在。カウンターに置いてあったその方の著書によるとロンドンで“バスカー”として日本人で初めてライセンスを取り10年間生計を立てていた土門秀明さんと言うミュージシャンのことだと判明

日本人の多くの方は“バスカー(Busker)”という言葉は聞き慣れないかもしれないが、要は“ストリート・パフォーマー”のことですね。それをすることを“バスキング(Busking)”と言うわけです

そのロンドンでの体験を記したエッセイ本を数ページ目を通しただけで面白いとわかったので、その夜のうちに Amazon でクリックした

地下鉄のギタリスト―Busking in London
土門 秀明
水曜社



来月ZUYAさんは職場のイベントの担当にどういうわけか抜擢されてしまった。その打ち合わせの時に突如として脳裏にふあっと浮かんだのが“地下鉄のギタリスト”の名

早速、何の面識もコネもない土門氏にコンタクトを取ってみた。そぉ18年前の大沢師匠の時と同様に相手が大物だろうと有名人だろうと自身の“閃き”を信じ体当りで挑むのが“ZUYAさんスタイル”

驚くことに詳細が決まっていないのにもかかわらず、土門氏は快く承諾して下さった。早い内に一度お会いしておこうと、昨夜、三鷹市にある蕎麦屋での生演奏に馳せ参じた





この 『 や乃家 』 さんと言う蕎麦屋さん...

う、美味い


しかも値段設定も実に良心的。ZUYAさんがまず注文したのは1,500円の晩酌セット、飲み物に4つの小鉢が付いているだけでなく“〆”にフルサイズの十割そばまで。ZUYAさんは十割そばが美味いと思ったのは人生で初めてかも

小鉢には大きな牡蠣やお好み焼きまで...素晴らしい過ぎる




ZUYAさんが昨夜この店を訪れたのは土門氏の演奏を聴いて挨拶をするためだったのだが、演奏が終わるまで話は出来ないと腹を決め〆の蕎麦は待ってもらい一品料理を更に二品ほど追加した。こうなるとビールも進んでしまうのが呑兵衛の宿命...

入店後30分ほどで演奏が始まる。既に最初のセットのビール以外に中瓶一本...結局90分の演奏時間中に更に2本追加することに

さて肝心な土門氏の演奏は、蕎麦屋と言う和の世界を壊さないように優しく音を紡いでいるように感じた。レパートリーは洋楽も邦楽もお持ちのようだが、その選曲もさることながらギターの音の強弱を上手く使っており嫌みな感じが全くなく雰囲気に完璧にマッチしていた


良い音楽、良い食事、そして良い出逢い、素晴らしい夜でした 



“〆”の蕎麦、完璧でした~