裕也さんと樹木希林さん...か、かっこいい!
昔はいわゆる“邦楽”にはほとんど興味を示さなかったのだが、長年音楽に携わっていると見直す(聴き直す?)機会があるものでして
“数多くの誤解されているミュージシャンがいる”とZUYAさんは思うわけです
その筆頭は間違いなく内田裕也さんでしょう
昨今、裕也さんの一風変わった発言・行動ばかりがピックアップされて報道されることが多い。確かに裕也さんを“ミュージシャン”と言ってしまうと賛否両論があるかもしれないが、“プロモーター”或は“パイオニア”としてならば裕也さんが日本のロック界に残した功績は何人たりとも否定することはできないと思う
GSブームの時にザ・タイガースを発見し、いわゆる“ニューロック”の黎明期にはフラワー・トラヴェリン・バンド、クリエイションを売り出したことからも日本のミュージシャンによるロックの開拓とその地位の確立への貢献度は甚大なものがある
時代を遡ったり順番をランダムにしか音楽を聴けない最近の若い人達には裕也さんの偉大さを理解することは難しいかもしれないが、同時代を歩いてきた人にはきっとわかるのではないでしょうか
ロックンロールカーニバル 【SHM-CD】 | |
クリエーター情報なし | |
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン |
このアルバムは1973年に大阪厚生年金会館で開催、収録されたアルバム。この年はZUYAさんがこの世に誕生した年でもある
内田裕也&1815ロックンロールバンド。クリエイションを中心に近田春夫氏らがサポートしているわけだが、当然ZUYAさんの師匠の歌声も何曲かで聴くことが出来る
そこにフラワー・トラヴェリン・バンドとファニー・カンパニーが共演。恐ろしく貴重な音源だ。実を言うとZUYAさんはファニー・カンパニーの音は今回このアルバムを通して初めて聴いた。桑名さん、カッコエエやん。メンバーも元Mの西さんがドラムを叩いていたり最高だ
これはスタジオ・アルバムもそのうち買うかもしれない
キャロルなど、この当時のバンドのヴォーカルの英語力に対して“カタカナ英語”だとか言いたい放題言っている輩がネットの世界等に多く見受けられる。だが冷静に真面目に考えてもらいたい。当時の時代背景を考えると現代のように簡単に海外渡航も出来ないし、ネットで海外の(音楽に限らず)情報が指先でクリックして得られる時代ではなかったのだ
皆、米軍基地周辺やらで外国人と仲良くなったりして切磋琢磨していたのだ。“言うは易し、行うは難し”だ
次は和田アキ子だ
これまた昨今のイメージがどうも悪過ぎる。今やすっかり“芸能人”と言うイメージだが、この人は間違いなく“素晴らしい歌手”だったと言える
もちろんZUYAさんもバラエティで若手を恫喝しているような彼女には何の魅力も感じない。しかし70年代の彼女は文字通り日本人離れした声量とセンスを持っていた。シャウトするとかっこ良かったしね
昨今の鼻歌みたいな声で歌う女の子なんてもう語るに及ばないかも
フリー・ソウル 和田アキ子 | |
クリエーター情報なし | |
テイチクエンタテインメント |
これからも見過ごしがちな日本の音楽の歴史も探求していきたいものだ