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なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

カナダ・アメリカの旅... その2

2011年10月27日 | Canada & The States in 2011

うむむむ...完全に“時差ボケ”です


向こうでは嫁が先に帰国した後は毎晩3時、4時まで出歩いていたので帰国後は丁度日本と昼夜反対になるから大丈夫かと油断していた。全然全然ダメではないか。帰国後2夜連続で“2時間”しか眠れない




その1でも書いたがとにかく空港でのセキュリティ・チェックは実に厳しい。今回わずか2週間だけの北米滞在だったが何度もカチンとさせられた(笑)。それら意外は実に幸せな時を過ごせたのだが


アメリカ滞在3日目にして雨となってしまった。それまでは何週間も夏のような日照りが続いていたらしい(ウィニペグでも例年この時期は雪が降ってもおかしくないのだが史上最高の過去31℃を記録したそうな...)。The Rock and Roll Hall of Fame and Museum(ロックン・ロールの殿堂)で数時間過ごし、BillとSueに空港まで送ってもらった。この夫婦は昨年のDorneの来日時に一緒に日本を訪れた時に会っただけなのだが、一緒にナイアガラへドライブしたりギフトをくれたりすっかり打ち解けた。

Billはその昨年の来日時には直前に怪我をしてしまい、ホテルから出られなくなってしまった。ZUYAは何とか日本を楽しませてあげないと思い近年ペーパー・ドライバーを卒業したばかりなのにも関わらずレンタカーを借り明治神宮に連れて行ってあげたり“地道”で成田空港まで送ってあげたのだが、その時の義理(恩?)をしっかり倍以上にして返してきた。いわゆる“Give & Take"ですな


彼らと別れ、次なる訪問地マディソンへ向かう。日本人にはあまり馴染みの無い街だが、全米で人々が最も住みたい町に選ばれたことがあるそうで期待が湧く。それをあっさり打ち砕いてくれたのが全く理由を語ってくれない飛行機の離陸遅延...

30分延び、45分延びさらに45分延びるも全く何も言わない航空会社。マディソンでは小さな子供達が待っているので暗くなる前に飛んでもらいたかったのだが、結局2時間以上遅れ午後7時に離陸。到着した空港ではJonだけが待っていた。9年振りの再会である(前回は彼はアリゾナに住んでいた時)。彼を見つけると嫁なんぞ放ったらかしで駆け寄り握手とハグだ(笑)。彼はミュージシャン・ビザでZUYAがカナダに住んでいた頃にアメリカに移住したのだ。女ブルース・ギターリストのスー・ファーリーと来日も果たしている。現在は休業中で子育てに専念している(そう、ジョン・レノンのように...)

子供達は就寝時間を過ぎたが特別に起こして待たせてあると言うので急いで自宅へ。玄関では天使のようなキッズ達とBarbaraがお出迎えだ。


Madison(マディソン)はウィスコンシン洲の州都なのだが知名度と街の規模はミシガン湖畔のミルウォーキーに負ける。しかし噂どおり素敵な街で危険など微塵も感じない。池袋や歌舞伎町の方がよっぽど酷い(笑)。市内には大きな湖がいくつかあり実にアメリカ中部の素敵な街並みだ。

時間があれば彼のカヌーに乗ったり、ミシシッピ川にキャンプに行けたのだがわずか2晩の滞在。悔しい...


州議事堂周辺の街並み


州議事堂から。晴れてればなぁ...


なんかいかにもアメリカっぽい


雨が降っていたこともあり陽が落ちるとすっかり冷え込んでしまったので、今年初のストーブに火を入れる。そのストーブは薪で焚くデンマーク製のものだ。


素敵な空間だ


郊外にドライブに行ったり子供たちを学校に迎えに行ったり旅行に来ていることを感じさせない(生活感のある)日々を過ごし惜しまれながらも次の目的地カナダ・ウィニペグに向かいました。嫁も一般の観光地を巡るものと違いそれを楽しんでいるようだ



JonとBarbとの友情は永遠だ(何かBarbが不思議な顔を...)


しかし、このあとマディソン空港で更なる悲劇が待っていようとは...


次回に続く

カナダ・アメリカの旅... その1

2011年10月26日 | Canada & The States in 2011

今回からしばらく4年振りの北米への旅日記を綴ろうと思います


さてバック・パックに愛器フェンダー・テレキャスターの入ったハードケースと言ういつもの出で立ちで成田空港に向かったのは10月10日。ギターなんぞ誰にでも借りれるだが、やはり100%のサウンドを出したいし、彼女(ギターね...)にとっての“里帰り”の意味もある。アメリカで生まれてカナダでZUYAに出逢ったからね。一度(失うのが嫌で)ストラトキャスターを持って行ったことがあったが、とてもじゃないが“使い物”にならなかった(笑)。


今回の旅はいつもと違い“人間の同伴者”がいる。そう嫁である。学生時代に留学していた経験もあるがやはりあまり英語には自信が無いようだが、まぁZUYAがいるから問題は無いのだが...

成田を飛び立ったユナイテッド機は12時間かけて定刻通りシカゴに到着。さぁZUYAの嫌いなアメリカ入国手続きである。近年“ESTA(電子渡航認証システム)”なるものが導入され、さらに10指全ての指紋と顔写真が撮られる。案の定ぼそぼそ話す担当に当たってしまい、何を言ってるかよくわからない(笑)。とりあえず通過し最初の滞在地クリーヴランドに向かうために国内線ターミナルへ


搭乗手続きを済ませ時差ぼけのためにのんびりとボーディングまでのんびり過ごすことに。アメリカ中部時間と日本との時差はマイナス14時間。つまりもう一度同じ日をやり直すわけだ

クリーヴランドに到着すると迎えに来てくれたアメリカ人のDorneと再会し、昨年の来日時に会えなかった嫁を紹介する。そしてチェックインした荷物を取りに行く。先ずは嫁のスーツケース、そしてZUYAのバックパックが流れてきて、さぁて車に向かおうとしたのだが...

『 あれ!? わたすのギターは何処? 』

荷物のコンベアも止まり、大型荷物、ベビーカー等が出てくる別の出口にも見当たらない...

『 えっ!? わたすのギターは何処なの? 何処? 』

Dorneと共にユナイテッドのカウンターに向かいバッゲージの控えを渡すも、

『 んな荷物は来ていない 』 と...


ひぇ~(ToT)


そ、そんなぁ。ちゃんとシカゴで渡したのに...。でも確かにスタッフはだらだらと適当に仕事をしている感じだったので何か嫌な予感がしてはいたのだが


Dorneは“もう届け出たんだからさっさと行くぞ~”ってな具合に駐車場に向かうがZUYAの心はここにあらず。シカゴに戻って確認したいくらいだ。文字通り後ろ髪を惹かれる思いで、彼のお勧めのランチを食べに行くことに。んなわけで到着後しばらく写真がないのです(笑)。かなり上手いサンドイッチの店で、しかもアメリカに来て最初の食事なのに頭の中は上の空...


この日は長旅の疲れもあり遠出はせず、オハイオ州に多く住むアーミッシュの村を訪れることに。アーミッシュは文明の利器に頼らない非常に厳格なキリスト教徒の一派(系列的にはZUYAのカナダの友達に多いメノナイト派と同じ)。彼らは自動車の代わりバギーと呼ばれる馬車を使い、電話やテレビ等の電気類を一切使わない(多くの宗派に分かれていて多少違う)。ZUYAは自称“宗教マニア”なので、DorneもZUYAの知識には驚いていたようだ。アーミッシュの人々は写真に撮られるのを嫌うのだが可能な範囲でZUYAも撮らせていただいた。



馬は彼らの重要な足代わりだ


アーミッシュ人々はのどかな農村地帯に住む


なぜか反強制的にハーフパンツをはかされた(笑)


夜になりDorneの家に到着。彼には昨年会ったが彼の家族に会うのは8年振りだ。みんなもの凄い成長振りに驚いた(そりゃそうだ)。夕食は近くのイタリアン・レストランで皆で済ましたのだがZUYAと嫁はその味に首をかしげた(笑)


朝起きたら一番にもう一度航空会社にギターの行方を問い合わせることにして、その日はしょぼくれたまま休むことに。



2泊したDorneの家。広大な裏庭には野鹿もやって来る。


翌朝、目が覚めてダイニング・キッチンに向かうと何とZUYAのギターケースがあるではないか!! 聞くと夜中24時近くに玄関のベルがなり奥さんが出ると航空会社が届けに来たらしい。結局シカゴに置かれたままだったとのこと。よ、良かったぁ  



これで気分は一転してすっかり素晴らしい朝になった。この日はクリーヴランドから車で4時間のドライブをしニューヨーク州バッファロー市,ナイアガラフォールズ市ヘ向かう。そう 『 ナイアガラの滝 』 だ。車で国境を越えて渡米後2日目にして早くもカナダ入国。人生2度目のオンタリオ州である。ダイナミックな滝とそのもの凄い水飛沫に大いに満足狂ったように写真を取り捲った。


いかにもと言った看板ではないか(笑)


手前がアメリカ滝、奥がカナダ滝


滝が落ちるところもずぶぬれになりながら撮った


虹もばっちり見れた


2日目の夜もなんとも妙な夕食となってしまった。ZUYAと嫁が“肉を好まない”と言った結果のようだが、やはり中部の典型的なアメリカの家庭で“肉はNO”は難しいようだ。西海岸や東海岸なら話は別だが...

3日目は夕方の飛行機の時間までクリーヴランド市一番の名所 『 ロックン・ロールの殿堂ミュージアム 』 へ。ここは数時間いたがなかなか面白かったなぁ。


中はほとんど撮影禁止。こんな所だけOKなのだ。


さて次回はウィスコンシン州マディソンへ向かうところから綴りたいと思います