アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ウィーン銀座・ケルントナー通りの街風景

2006年05月07日 | 東欧3カ国周遊
ウィーンの繁華街ケルントナー通りは、日本で言えば銀座通りといったところです。約30メートル幅の通りは車を締め出し歩行者天国になっています。通りの中央には並木が植栽されており、ベンチやテラスカフェが並びます。ぶらぶら店を覗き買い物を楽しみ、歩き疲れればカフェでコーヒーをすすり、おしゃべりしてゆっくりと時間を過ごせます。
旧市街地では、建造物や風景が大切に保全されています。建造物の内部は改装しても、外観は、例え手を加えても元の形を壊さないよう気を配ります。建物の高さは教会の高さを越えないよう規制され、秩序正しい街並を保っています。写真のように、ウィーン有数の繁華街、ケルントナー通りからも、15世紀中葉に造営されたゴシック様式のシュテファン寺院の137mの美しい尖塔が望めるのです。

そんなウィーンでも旧市街を取り囲む城壁は取り壊され、リングと呼ばれる環状道路に生まれ変わりました。リングに沿って新設された建物や公園は競争設計で応募された計画の中から選考されたものです。街の景観を壊さぬよう配慮されて建設されました。ケルントナー通りとリングとの交差点から、18世紀初頭に造営されたバロック様式のカール教会の高さ72mのドームの緑青が鮮やかに映ります。市電の電力線を吊るすワイヤーが目障りですが、現段階では自動車を排除し歩行者の足を確保するためには止むを得ないのでしょうか。
世紀を越えて醸し出された街の雰囲気の包まれて、私の心は癒され、持病の高血圧も落ち着くように思えるのです。
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