昼間30℃に達した気温は、夜間の放射冷却で明け方には5℃に下がっていました。この大きな気温の日較差により、早朝には地上には朝靄が低くたなびき、植物の葉の表面は結露で濡れ、露が地上に滴り落ちていました。これが、砂漠に住む生物にとり文字通りの命水となる、いわゆる木雨と言われているものです。年間雨量100mm以下の厳しい気候条件のもとでも、この露に頼って生物が生存できるのです。
地表が裸地状態でも結 . . . 本文を読む
ピラミッドから500mほど離れた附帯神殿の近くで、エジプトガジュマルの孤立木を見つけました。サボテンのような乾燥地向けの特殊構造を持っているようには見えませんが、砂漠には不似合いなほど、葉を豊かに茂らせています。砂漠と言えども地中深くには水分が存在し、根の深い樹木は生存できるのでしょう。
アフリカ最大のサハラ砂漠もかつては密林に覆われ、狩猟民族が狩をして生活していたことが、洞窟壁画遺跡で知られ . . . 本文を読む
世界七不思議・世界遺産として名高いエジプト・ギザのピラミッドは、標準10トン位の石約300万個を140mの高さに積み上げて構築されたと言われています。重機械も鉄も無かった時代ですから、全て人力に頼って、原始的な石の槌を振るいながら、こつこつと工事が進められたと考えられます。その人力のエネルギー源は勿論食料、即ちみどりなのです。あの巨大な建造物は、みどりのエネルギーの巨大な結晶なのです。
ピラミ . . . 本文を読む