山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

ごあいさつ

2009-09-04 03:05:58 | 「薔薇色之病室Ⅰ」三部作
劇団夢桟敷「薔薇色之病室」
ご来場、ありがとうございます。

熊本の新聞、情報誌、マスコミでは「アングラ劇」として紹介されている劇団夢桟敷です。大人も子ども老若男女からも隔たりなく受け入れられたいと思う、いわゆる市民劇団とはちょっと違う劇作りに挑戦して30年。毒気や悪意なども表現に取り入れて参りました。

この度は「明るいアングラ、愉快なアングラ、踊って歌うアングラ、悲劇のアングラ、びっくりするアングラ」へようこそいらっしゃいました。

ここで一言、お断りしておきます。

私たちの劇の「アングラ」という立場は、現実的で自然な演劇を批判するところにあります。それは「劇的」なエネルギーがリアリズムや日常感覚の中にあるのではなく、外側との関係で爆発・対立することにあるからだと思っているからです。
内向的な時代に、劇は生理的に外向的になっていきます。
地中に潜っているモグラが見る地上世界とは。・・・痛いほど眩い闇だ。
 
読んだ以上のものを表現できなければ劇ではない、と過激に思っています。
「台詞(せりふ)の劇」と言われる昨今、身体(からだ)に注目しています。
音、明かり、美術と絡まった肉体の言語を劇として捉えています。
劇作家のための文学から、テッペンに立つ役者(俳優陣)にご注目下さい。
ナマの舞台ではこれが全てです。

あなたは夢桟敷の俳優・女優が好きになります。
どうぞ、宜しくお願い致します。

(文責:山南 2009.9.4)

追伸:
尚、この劇は一年をかけて改訂しながらの旅公演を計画しています。
2009年12月、大阪・2010年3月、名古屋・・・鹿児島・福岡・沖縄・韓国ほかを予定しています。お呼びがあれば地の果てまでも。

■坂本冬馬&タカハシユウジ(音楽)/特別出演は元劇団員の香西佳耶。
熊本大学演劇部の有志の皆様のご協力を頂いております。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿