「声優A子の犯罪」演出ノート【8】11月17日(火)
今のところ、台本を持って稽古している。読み合わせのような稽古だ。動きながら位置を確認しながら、役者の立ち位置を確認する。
ギャラリーADOのスペースは狭い。立ち位置には繊細な気配りが要求される。
一部の場面でプロンプター(台詞を投げる)をつけて、台本を手から離して点検した。
やっぱり、見え方が変わる。目と台本の距離感がなくなると台詞の言い回しさえ変わる。目線が独裁者のようになる。
プロンプターに気合が入ると、その「気」がコピーされるのか。一見、マインドコントロールのようだ。催眠か。
こんなことを繰り返すと、登場人物たちは個性がなくなりプロンプターが増殖する。全てが同一人物のようになってしまう。
さてさて、次の稽古では分裂を図ろう。与えられた役の中からとんでもない個性を引き出すのだ。
劇作家さかもとまり の言語から「魔」を発見するのだ。
演出の仕事であると同時に、役者の仕事でもある。
今のところ、台本を持って稽古している。読み合わせのような稽古だ。動きながら位置を確認しながら、役者の立ち位置を確認する。
ギャラリーADOのスペースは狭い。立ち位置には繊細な気配りが要求される。
一部の場面でプロンプター(台詞を投げる)をつけて、台本を手から離して点検した。
やっぱり、見え方が変わる。目と台本の距離感がなくなると台詞の言い回しさえ変わる。目線が独裁者のようになる。
プロンプターに気合が入ると、その「気」がコピーされるのか。一見、マインドコントロールのようだ。催眠か。
こんなことを繰り返すと、登場人物たちは個性がなくなりプロンプターが増殖する。全てが同一人物のようになってしまう。
さてさて、次の稽古では分裂を図ろう。与えられた役の中からとんでもない個性を引き出すのだ。
劇作家さかもとまり の言語から「魔」を発見するのだ。
演出の仕事であると同時に、役者の仕事でもある。