山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演出ノート【6】

2015-11-14 23:00:03 | 声優A子の犯罪
「声優A子の犯罪」演出ノート【6】11月14日(土)

 遊べるところはないだろうか?と台本から目を逸らして役者を見ている。
 あるある!ところが悪乗りしてはならないことも大切。遊びにも意味がある。余裕がなければ遊べない。
 余裕だ。
 今のところ余裕はない。
 いつもそうだ。稽古の序盤は力みがあり動きも考えも硬くなる。
 そのまま舞台に上げる訳にはいかない。
 痛いのう。
 今日の稽古では「自分が思うようにやってみたら。」と提案した。
 演出を放棄した訳ではない。これからの稽古は役者とのキャッチボールを始めます。
 良い玉を投げて下さいよ。こっちも良い球を投げ返しましょう。
 と言っておきながら時々暴投します。
 これが遊びなのだ。ほいほいほい。
 帰り際に稽古場の受付の女史さんが、「台詞だけ聞いていたら、とても怖かったよ。」と感想を述べられた。
 そりゃ、座長=夢現(さかもとまり)が書いているのだもの。怖いよ。
 だが、その怖さの中に泣き笑いもあるから救われるでしょう。
 今日は稽古写真を撮り忘れたのでチラシを貼り付けます。