今は昔、栄養映画館
いつもお世話になっている劇団仮面工房の演劇公演を見てきた。
私たちが次回「遊戯療法」公演する会場=ギャラリーADOと同じ会場である。
仮面工房さんは設立(1981年)32年になる福岡の劇団。
2011年より熊本での公演を開始している。
今回は脚本:竹内銃一郎「今は昔、栄養映画館」、演出:佐野元一
出演:賀久秀之助/大谷豪の二人芝居だった。
相変わらず、汗びっしょりの熱演だった。
舞台は映画試写会で監督が挨拶をする5分前の監督と助監督の楽屋風景といったところ。
オオモノたちの参列に対して席を確保しておかなければならない。
そこで、何故か助監督と監督の礼服を脱いで席を確保するエピソードがつづく。
結果、監督と助監督は丸裸になってしまう。
人の権威や日常にある師従損得関係を丸裸になることで「何が映画だ、何が演劇だ」と、その権威性を茶化す。
そんな舞台に見えた。
以前より、この脚本で芝居をしたかったと聞いていた。
それは若い時には表現できないことがあるからだと言っていた。
中年になり、世間の垢にまみれ立場的に中堅になったところで、このドラマの味がわかる。
大人とは何か。
演劇では身を守ろうとする保守的な感情から一歩離れてみると人間の滑稽さが表れる。
直球では満足できなくなる。
変化球で空振りさせ、「やられた!」と思わせる劇だった。
公演後、私たちは稽古に向かった。
2週間後は私たちが同会場で公演中である。
オドリと歌がある。・・・ここに寺山修司が降りる。挑発する。
次回公演「遊戯療法」ご案内
いつもお世話になっている劇団仮面工房の演劇公演を見てきた。
私たちが次回「遊戯療法」公演する会場=ギャラリーADOと同じ会場である。
仮面工房さんは設立(1981年)32年になる福岡の劇団。
2011年より熊本での公演を開始している。
今回は脚本:竹内銃一郎「今は昔、栄養映画館」、演出:佐野元一
出演:賀久秀之助/大谷豪の二人芝居だった。
相変わらず、汗びっしょりの熱演だった。
舞台は映画試写会で監督が挨拶をする5分前の監督と助監督の楽屋風景といったところ。
オオモノたちの参列に対して席を確保しておかなければならない。
そこで、何故か助監督と監督の礼服を脱いで席を確保するエピソードがつづく。
結果、監督と助監督は丸裸になってしまう。
人の権威や日常にある師従損得関係を丸裸になることで「何が映画だ、何が演劇だ」と、その権威性を茶化す。
そんな舞台に見えた。
以前より、この脚本で芝居をしたかったと聞いていた。
それは若い時には表現できないことがあるからだと言っていた。
中年になり、世間の垢にまみれ立場的に中堅になったところで、このドラマの味がわかる。
大人とは何か。
演劇では身を守ろうとする保守的な感情から一歩離れてみると人間の滑稽さが表れる。
直球では満足できなくなる。
変化球で空振りさせ、「やられた!」と思わせる劇だった。
公演後、私たちは稽古に向かった。
2週間後は私たちが同会場で公演中である。
オドリと歌がある。・・・ここに寺山修司が降りる。挑発する。
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