山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

必見!見えない舞台あり

2013-11-06 23:15:45 | 遊戯療法~レミングより
見えない舞台に興味が深まった。
稽古を重ねるたびに「見えないこと」の面白さが膨張する。
見えないことを劇で体験すると想像力は爆発する。
芸術は爆発する。岡本太郎のように・・・。
演劇を芸術と定義することは大風呂敷であるが、見えないことによって新しいものが見えてくるから不思議だ。
ゲージツである。
逆に、現実では「見えないこと」は恐怖。今、その不安は膨張し続ける。
放射性物質、偽装食品、国家機密法など、時代は「見えないモノ」に包まれていく。
劇は虚構を作る。現実と対峙するのだ。
寺山修司は熊本の地で火の鳥のように舞って永遠に生き続けている。

<影山影子の場面>のヌキ稽古をした。
設定では記憶喪失の往年のスターということになっている。
影山影子(肥後丸.)+影子の影(坂本咲希)+花嫁(まみダンサー)が重なると美しい怪物=女優たちになる。
一般には怪物は男のイメージである。ところが女三人集まると美しい怪物になる。
演劇=虚構の組織化とは?舞台では幻想や妄想が形になるから不思議だ。

自己満足では終わらないから人に見せたくなる。
見せることによって「見えないこと」が作られていく。それは見る側も作ることになる。
見る側×見せる側の共同作業の場が小劇場=地下演劇の醍醐味なのだ。

世界のすべての人々へ見てもらいたいと思う。
ところが、スペースには限りがあり1ステージ40人が限界の5ステージだ。そんな密室空間(ギャラリーADO)で上演する。
制作は予約の調整で頭を悩ませている。会場のパンクが予想されている。
予約は今すぐ、お早めにお願いします。当日券では入場できなくなります。
(問)yumesajiki@ybb.ne.jp

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