海潮荘の夕食は、部屋食or囲炉裏の食事処、どちらか選べる。
クチコミを見ていたら、「食事処は足が下ろせず苦痛だった。」という書き込みが多く、
ヒザに難ある私は迷ったが、部屋食は好きじゃないので、苦痛覚悟で食事処へ。
少し暗い写真ですが・・・。
しかし、足が下ろせるじゃないですか。
おまけに、足元にはホット座布団が置かれていて暖かい。
予約時、「階段使用の少ない部屋で・・・。」と、書いておいたので、
足が悪いと判断され、この席にして下さったようだ。
足の下ろせる席は、ここ1箇所だけで、他の席は全て正座しなくちゃいけない。
改造しようにも、出来ない造りになっているとか。
宿の配慮に感謝して席に着く。
夕闇迫る中庭がいい雰囲気を出しています。
きれいな写真が撮れなかったのが残念です。
北海道の銀婚湯の食事処に座っているような感じがしました。
銀婚湯の食事処も目の前に庭が広がっています。
色とりどりの「旬の味覚七種盛り」と銘打った前菜です。
ほたるいか、筍木の芽和え、はまぐりの南蛮漬け・・・と、春いっぱい。
造りは、イカ、鯛、車エビと豪華版。
色鮮やかな山芋とすり身の「海鮮桜蒸し」。
少々甘いめ。
全体的にお味は濃い。
一人鍋は、奥出雲和牛のしゃぶしゃぶ。
ちょっと洋風な「白アマダイの利休焼き」。
食材にお金がかかっています。
これで、宿泊料金は、平日なので14,800円。
1ヶ月前に泊まった、平瀬温泉「藤助の宿ふじや」は、高価な食材はほとんどない
野菜ばっかりなのに15,750円だった。
「食材にお金がかかっていますねぇ。」と言えば「がんばってます!」との返事。
煮物は、筍揚げ煮餠添え。
嬉しい事に好物の天麩羅は、白魚とエビ。
お吸い物は、ホタテとワカメのしんじょ。
場所柄、お米は仁多米だろうと期待していたが、「山王寺棚田米」との事。
デザートは、関西風「桜餠」と苺のゼリー寄せ。
いつも冷酒を頼むのだが、銘柄は1種類のみと、少々寂しい。
これだけのご馳走が並ぶのだから、もう少し、アルコール類を
充実させられてもいいんじゃないか・・・と、思う。
「もう、 お腹いっぱい」と、言いながらも、久しぶりの完食でした。
朝食は、私達だけ食堂で。
前夜、部屋食だった一組の客を、昨夜、私達が座った席に案内するらしい。
いいですよ~、庭が見えるここで。
朝食は一般的な内容で、特筆すべきは、おかゆが出た事ぐらいでしょうか。
おかゆ、苦手なので断っておけばよかったなぁ。
デザートもついていますが、コーヒーは無し。
首都圏近郊ならもっと客は増えるだろうに、大阪からでも結構時間がかかる山陰、松江です。
でも、コスパのよい宿でした。