パット・メセニー・ユニティ・グループ

１０月１７日、新神戸オリエンタル劇場にパット・メセニーがやってくると知っていたのかどうか、今年最大の勢力を持つ台風も接近していた。
当初ワタクシは、17日は三宮のホテルを押さえていたのだが、よりによってコンサートの翌日に風雨の影響が懸念されたので、ホテルをキャンセルして日帰りせざるを得なかった。
１階から３階までの座席数を合計してもたった６３９席という、小規模あるいは中規模のこのホールにパット・メセニーがやって来るのだ。
こんくらいの規模のホールでパット・メセニーの演奏を目の当たりにできる機会なんぞ、そんなにあるわけではない。

なので、
台風がライヴ当日の神戸を襲来しないように、あるいは足を速めてライヴ前日のパット・メセニー・ユニティ・グループご一同の移動に支障をきたさないように、ひたすら祈っていたらば、なんとか当日の天候が確保されて、ホッとしたのだ。
といっても、クルマで行って終演しだい帰らなければならないわけで、慣れ無い新神戸駅周辺の駐車場確保が問題だったのだが、何のことは無い、新神戸オリエンタル劇場が入る新神戸オリエンタルアベニュービル内に駐車場があるのを発見した時はほんとにうれしかったもんだ。

１０年ほど前、大阪厚生年金会館の２階席で生まれて初めてナマのパット・メセニーを聴いたときは、ワタクシの意識がふわふわと宙に浮かんでいるかような錯覚に襲われたのだ。
以来、パット・メセニーの演奏を聴くたんびに心地よいふわふわ感に浸ってしまうワタクシだった。



今回はふわふわだけではなく、圧倒されてしまった。