lizardbrain

だらだらぼちぼち

チック・コリア & ゲイリー・バートン

2014年07月03日 13時54分25秒 | 音楽

途中、あべのハルカスに寄り道したものの、6月28日の大阪行きの目的はNHK大阪ホールでのチック・コリア & ゲイリー・バートンのライヴ。

チック・コリア、
これだけ有名で何度も何度も来日しているピアニストなのに、ワタクシはどういうわけなのかこれまでたった2回しか生演奏を目撃していない。
1回目は、真夏の1979年大阪万博跡地のお祭り広場で開催された『ライヴ・アンダー・ザ・スカイ』の時で、
2回目はそれから遥かな時を隔てた去年6月、サンケイホールブリーゼの急傾斜の2階席からスタンリー・クラークとのデュオライヴの時。



『ライヴ・アンダー・ザ・スカイ』の時は、ハービー・ハンコック達のVSOPクインテットと、ハービー・ハンコックとチック・コリアのピアノデュオの2本立てで、ピアノデュオのアンコールの時にハービー・ハンコックと2人で観客に手拍子を要求したり盛んにサービス精神を発揮する姿がとても印象に残っている。
あの時のお祭り広場でのチック・コリアのパフォーマンスの残像がいまだに残っているのだが、先日6月28日のゲイリー・バートンとのNHKホールでの演奏は、客席に手拍子を要求する様子も無く客席も終始静かだった。
静かな中にも白熱を感じさせながら。
アンコールでは、ゲイル・モラン(チック・コリア夫人)が登場。
『ダンナさんの書く曲は難しいのよ』
とか言いながら1曲歌ってくれた。
小柄ですでにそこそこの年齢だろうに、ヴォーカルマイクをうんと離した時でも声量も豊かで美しい歌声だった。

そのアンコールが終了してもチック・コリアはじめ出演者達はステージから去ろうとせずに、チック・コリアはピョンとフロアに飛び降りて、前列の観客達に自ら握手を求めだした。
それを見た後方席の観客も何十人か前列に走ってきてチックと握手、ゲイリー・バートンと握手、チック夫人とも握手、、、、、
そこそこ前方に座っていたワタクシだが、結局、握手の列に加わる事はできなかった。



で、第2部からストリングスカルテットが参加していて、チックがMCで彼らを紹介する時に『ハムストリングス・カルテット』といっているように聴いてしまった。
正解は『ハーレム・ストリングス・カルテット』で、なんという最低のヒアリング能力、、、、、、、、、、、、、
チケットにも『ハーレム・ストリングス・カルテット』と書かれているのに、、、、、、、

さっき、調査してみると、6月18日の東京「よみうり大手町ホール」でのチック・コリア・ピアノソロコンサートではサプライズゲストの平原綾香と『スペイン』を共演したらしい。
平原綾香のアルバムに収録されている『スペイン』は、超絶ベーシストとのデュオだがヴォカールエフェクトがちょっとうるさ過ぎて、上手いなぁとは思うものの何度も聴きたいとは感じない。
チックのピアノとの共演ならば、目撃したかったもんだとうらやましい。
その時の様子はコチラに。

で、チック・コリアと言えば上原ひろみが世界に出ていく一つのきっかけを作ってくれたという伝説らしいが、その上原ひろみの秋の日本ツアーのチケットは、昨日、無事にHP先行でゲットできたわけだ。
時には紆余曲折があるものの、ワタクシの今年のチケ取り戦績はなかなか順調と言えるぞ。