lizardbrain

だらだらぼちぼち

白山スーパー林道

2013年12月18日 19時16分20秒 | 風景光景

7月に木曽・信州に出かけたのだが、期間中に雨が降った影響で予定していた目的地のうち1ヶ所周る事ができなかった。
悔しかったので、8月29日、リベンジすべく、白山スーパー林道制覇の旅に出た。


白山スーパー林道は有料道路で、通常、普通車の通行料金は片道¥3,150とバカ高い。
しかも、ETCが使えない。
ETCはともかくとして、ワタクシが訪れた時には夏得キャンペーン料金¥2,500と少々のディスカウント期間中だった。
この有料道路はおそらく紅葉の時期が最大の稼ぎ時で、それを外れると通行車が減るのだろう。
もちろん、冬季は通行止めとなる。

                    
林道という名だが道路は舗装されている。
それよりも事前の調査で心配していたのが、その道幅の事だった。
白山スーパー林道について書かれたブログ類のほとんどに、この道路は急カーブの連続の上、道路の幅が極端に狭くて対向車に出くわすのが怖くてたまらなかったと書かれていた。

                             
ワタクシもセンターラインの無い狭い道路は大キライであるからして、綿密に事前調査をしてみるとどうやらセンターラインが存在する事を確認できたので、行く気になったわけである。

                    
和歌山県のクネクネ狭小酷道(国道)に慣れた身には、こんくらいの道幅があるとさほど怖くは無い。
ただし、対向車がセンターラインをはみ出してやってくる可能性が大だったので、スピードはうんと控えめに走行した。
それにあちこちで最高速度30kmの交通標識があったし、30kmどころか最高速20kmとデッカク道路にペイントしている急カーブもあった。
最高速度20kmの道路などワタクシの地元でもお目にかかった事が無いわけで、ただひたすらスローペースで走行した。


その上、所々にあるガードレールは道路の端っこの目印にはなるがあまり丈夫そうに見えない。
だが、このスーパー林道のあちこちに設けられた駐車場・展望所から(あるいは道路走行中にわき見しながら)臨む景色は大いなるごちそうである。


展望所に設置された双眼鏡にはコイン投入口は無くて、つまり無料だった。


白山スーパー林道の総延長距離は33km余り。
岐阜県側から入って、『ふくべの大滝』を過ぎてしばらくすると石川県側の料金ゲートにたどり着く。
このゲートを出てしまうと岐阜県側に戻るためにはもう一度料金を払わなければならないので、ゲート手前でUターンする。(この行為は違反でも違法でもなくて、入る側の料金所の人がそうしなさいと言っていたのだ)
岐阜県側からスーパー林道に乗り入れたのが14時過ぎ。
あちこちに完備されている駐車スペースにクルマを停めて、のんびりカメラを構えながら岐阜県側の料金ゲートに戻ってきたのが16時半ごろ。
そうそう、石川県側からUターンした帰り道、猿の群れだか家族だかとにかく野生猿の小集団が路側に座り込んだり道路を横切ったりしながら移動していた。

                    
雨は降らなかったものの空模様は少しずつ落ちてきて、まだ8月だというのになんとなくすぐに暮れてしまう気配で気持ちを落ち着かせてくれなかったが、ここまで来たからには合掌造りの集落はせめて遠目にでも眺めなければならない。
本当は、集落の中をゆっくりと歩いてみたかったのだが。

今回、初日は大阪の堺市に、2日目は富山県高岡市に宿泊したのだが、高岡から自宅まで500km余り。
去年あたりまで片道500kmくらい平気で移動できたのだが、どうも最近、500kmを走行するのがくたびれてしまって仕方が無いのはどういうわけだろうか?