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だらだらぼちぼち

憧れのさぬきうどん

2006年08月08日 11時07分20秒 | 風景光景

香川県と言えば、讃岐。
讃岐と言えば、当然、讃岐うどん。

あくまでも、四国旅行のガイドブックなどから得た知識だが、本場の讃岐うどん店といっても、その店構えには大きく分けて2種類あるようだ。

ひとつは、どうみても普通の民家や納屋にしか見えないという、うどん屋さん。
店その物はこじんまりとしているため、地図を見ながら訪ねて行っても道に迷ってしまうような事もあるらしい。
お店のオバサンやオジサンがうどんを作ってくれる所もあれば、客が自分でうどん玉をゆでたり、薬味の大根をすりおろしたり、はたまた店の裏の畑に生えているネギを自分で取ってきて洗って切ったり、、、、、、、といったセルフ店もあるそうだ。
セルフ店も面白そうだが、たいていの場合、こうした店には駐車スペースは少ない。
または、駐車場など無い。
はたまた、駐車場があっても、食事時には地元の人達が行列していてクルマなど置けそうもない。
旅行者にとっては、クルマを置けないとなると不便な話なので、案内してくれる人でもいれば別だが、この手の店には行きたくても行きづらい。

もう一つは、よくあるうどん屋さんの店構えの店舗で、当然、駐車場も備えている。
クルマで移動するワタクシの場合、こちらのタイプのうどん屋さんの方が行きやすいのだ。



今回、高松市内で食した、某店のぶっかけうどん
メニューには、熱いぶっかけと冷たいぶっかけがあったが、冷たいほうを注文
『ぶっかけ』とは、左側の口が大きい徳利みたいに器に入ったタレをうどんにかけて、好みにより各種の薬味を乗せて食べる事らしい。
食べ方としては、麺を箸でつまんでタレにつける『ざるうどん』の逆かとも思うが、『ぶっかけ』のタレは、『ざるうどん』のタレとは違う味のタレだった。
もしや、『ぶっかけ』というのは、讃岐地方独特の食べ方なのだろうか?
確かに、まさしく讃岐うどん
麺はコシが強くて、歯ごたえがある。
だが、麺に大根おろしやネギ等を一度に乗せすぎたからだろうか、『ぶっかけうどん』を食べた感想としては、
いま一つ、、、、、、、
ワタクシとしては、うどんの麺にだし汁をかけてどんぶりに入った、ごく普通のうどんの方が食べたような気にならないようだ。
この店にも、ぶっかけでない、ごく普通のうどんやざるうどんがメニューにあったのが、一度ぶっかけうどんとやらを試したかったのだ。

このぶっかけうどんを食べた店は、ガイドブックにリストアップされていたうどん屋さんのうち、たまたま近くを通りかかったので立ち寄ったのだが、


それに対して、6年前に初めて四国を旅行した時に、ガイドブックなどを見ないで文字通りにたまたま通りがかったのが、このうどん屋さん。
東かがわ市の国道11号線沿い、JR白鳥(しろとり)駅の近くにある権平うどん。

何の予備知識も無く、おなじみさんらしいビジネスマンや、地元の家族連れ、はたまたトラックの運転手さんで混雑した店に入って、出てきたうどんはというと、
どんぶりの縁ギリギリまでたっぷりとダシが入ったその中に、これまたボリュームたっぷりの手打ちうどんが泳いでいた、、、、、、、
ワタクシの町でも、いわゆる「さぬきうどん」の看板を上げたうどん屋さんを見かけるが、あの、割り箸でつかんだだけでプッツリと切れてしまうようなフニャフニャの、看板だけのさぬきうどんの麺とは、全く違っていた。
コシのある麺も美味しいが、関西人には、何よりも薄味のダシが美味しい。
薄味といっても、大阪のうどんとも一味違う。
(関東風の真っ黒いダシのうどんは、あれはいけません。からすぎて、どうにも悲しい。)

この店のきつねうどんには感動した。


一昨年、2004年にも食した、権平うどんのきつねうどんとおにぎり。うどんには「大」「小」があって、このきつねうどんは「小」。昼食ならば、オニギリが無くても「小」うどんだけでたっぷりのボリュームがある。

今回、食した、権平うどんの肉うどん「大」。
相変わらず美味しいダシの味と、細切りのタマネギの甘さがからみあって、絶妙だった
今年買ったガイドブックの讃岐うどん特集に、この店が載っていなかったのは何故?


この歳になっても、ナイフとフォークを使う食事は苦手なので、割り箸1本で食べられるうどんは大好き。
おそらく、もっともっと美味しい讃岐うどんが存在するはずだ
店のテーブルで、料理の写真を撮ると言う行為は、周りの人の目が気になってどうも恥ずかしいのだが、、、、、、、、、、、、、、、

参考になりそうな讃岐うどん関連サイトは、

讃岐うどん遍路

讃岐うどんグルメの旅(こちらのデータは、ちと古そうだが)

ガイドブックやデータに頼らず、飛び込んでみるのも楽しいかも?