lizardbrain

だらだらぼちぼち

木村充揮 Live in 串本サンマリン

2005年11月09日 13時22分31秒 | 音楽

誰が名付けたか天使のダミ声
11月6日、関西が誇るブルースバンド、元『憂歌団』のヴォーカリスト、木村充揮がやってきた。

あれは確か3年ほど前、同じく串本で、有山じゅんじとのジョイントライヴを楽しませてくれたが、今回はグレコのエレキギター1本抱えての単独ライヴ。



「ジョージア・オン・マイ・マインド」から始まったライヴは、休憩も取らずに2時間あまりに及んだ。
ノンストップで、、、、、、と言いたい所だが、味わいたっぷりのとぼけたMC(いや、そんな洒落た表現は似合わない、シャベクリと呼ぶべきか、、、笑)と、ステージ上でも何度も水割りのお代わりをしながら、会場内を自分のペースに引き込んでいく。
例えどんな静かなバラードであっても、手をひざの上に置いて、身じろぎもせずに、咳ひとつする事も遠慮してしまう沈黙の中で木村充揮の唄を聴くことは絶対に許されない。
なんせ、何かの曲をいったん唄いだして、あまりにも静かだったりして観客の反応が悪いと、途中で唄をやめてしまうのだ。
「皆さん、静かですねぇ~。な、な、な、なんか怒ってはるんですか~?」
とか笑わせながら、無理やりにでも客席のテンションを上げておいて、再び曲の頭から唄いだす。
「(リクエストは)何でも言ってくださいよ~、やるのは俺の勝手やからね~」
こんなイナカのオジサン・オバサン達も、知らず知らずのうちに木村充揮と一緒になって、唄ったり、手拍子したり、ひざを叩いたり、靴のつま先でリズムを刻んだり、、、、、

ワタクシも、ついついつられて知ってる曲をリズムに乗って一緒に唄っているうちに、木村充揮のMC(と言うかシャベクリ)に突っ込みを入れてしまった。
アンコールの最中、30周年を記念して来年2月に大阪NHKホールでライヴをするという話の中で、「来年はレコードも出しますし、、、、」と言ったので、思わず「レコードって、、、、、」(意味がわかりますか~? CDと言わずにレコードと言ったので口をついてしまったのです)と、独り言を言ったはずの声が大きかったらしく(爆)、尊敬する木村充揮に聴こえてしまったのだ、、、、*/▽\* 
ま、しゃ~ない、本人はすぐ目の前にいるんやから聴こえもするでしょ。
「なんや~、レコードって言うて何が悪いんや~?」と、言われた本人にもウケてましたが。

最後の曲は、「星に願いを」。
有山じゅんじとのデュオアルバム「木村くんと有山くん」でも、アルバムの曲名一覧には載せない隠しトラックとして収録されていた。
日本語の歌詞が付いているのだが、いったい誰の作詞(訳詩?)なのだろうか?なんせ隠しトラックだもので、歌詞カードには載っていないのだ。
木村充揮は、この曲の最後のワンフレーズを繰り返し唄いながらギターを置き、唄い続けながらスィンギーに指パッチン(両手の指パッチン)でリズムを取り、ゆらゆらと揺れるように踊るようにゆっくり歩きながら、控え室を目指して帰って行ったのだ。



「星に願いを」の最後のフレーズを繰り返し唄いながら、ステージを後にする木村充揮(白い帽子の人です)主催者グループのサザンモストの皆さん、いつも楽しいライヴをありがとう