植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

今日の患者さん

2012年01月14日 22時58分44秒 | 癌治療・緩和ケア

今日の最初の患者さんPさんは、予定の11時より30分早くいらした。69歳だがお元気な方である。開口一番「この辺は来たことがあるかもしれない。アーユルヴェーダの幡井勉先生の病院がこの近くだったのでは」と仰る。ぼくは幡井先生とは直接の面識はないけれども以前に『毒素排泄健康法』(安田吉三、上馬場和夫共著、メタモル出版)で先生のお名前を記憶していた。

 

Pさんは薬剤師でかつて製薬会社で治験薬の開発などに関わって多くの著名な医師たちと懇意にされていたようなのだけれども、実際には薬で治すというのは難しいというのを目の当たりにしてきたし、医師もいざ自分が病気になると自分が常日頃患者さんにしている治療を受けず、必死に文献などを調べてそれ以外の治療法を探す姿を見てきて、今回自分が病気になったのを医師に任せる気にはなれないとうちにこられたようだった。Pさんとの話はアメリカのモンロー研究所のヘミシンク、幽体離脱は本当のことなのか?といった見えない世界の話にも至り、面白かった。

 

午後1時にいらしたのはQさん。アトピー性皮膚炎。なんとこの方はかかりつけ医が祐天寺の幡井クリニックという。同じ日に続けて二人の患者さんの口から幡井先生の名前が出てびっくり。幡井クリニックに行けとのことだろうか?Qさんは昨年から痰が大量に出たり体調が悪いという。どうやら彼女も放射性物質被曝の感受性が高いようだった。彼女は児童館に勤めているのだけれども、昨年から体調の悪い子どもたちが多いとのこと。それも特に小学校低学年生に多いと。牛乳を飲むとお腹を壊す、体調が悪くなる子供がとみに増えているようだ。祈りの被曝ヒーリングで学んだ「悪いもの、嫌なものを受け止め、共にあれと祈ることで浄化する」ことを勧める。深く納得された様子。

3時にいらしたのはZさん。約3か月ぶりである。お元気そうで何よりです。先日あった術後の一年検診でも患部は順調に治っているそうでよかったです。池川明先生の『子どもは親を選んで生まれてくる』(日本教文社)も読んでいらっしゃるので、その内容の話で盛り上がりました。

夕方4時にいらしたRさん。卵巣がん。ご夫婦でいらした。治療院に入ってきて挨拶をし、ぼくの隣に座ったご主人にどうも見覚えがある。でもどうしても思い出せない。どこかであった人だなぁと思いながらRさんに問診の後、安保徹先生のYoutubeのビデオをお見せする。Rさんはシルバーバーチの霊訓から始まって江原さんや小林正観さんなど精神世界、spiritualな本をたくさん昔から読んできたらしい。そしてうちの治療院のホームページもすべての読んできたそうでよく話が通じた。

すごく下半身が冷えるというのでしっかりびわの葉温灸をする。多少は楽になったようだけどまだまだ冷えが残っているだろう。びわの葉温灸セットを購入されたので毎日温灸をして頂きたい。気にかかるのでRさんを治療中にベッドサイドに座っているご主人に前職を聞くと「〇〇です」と仰る。それで僕は思い出した。前に僕が勤めていたところの取引先担当者さんだったのだ。驚いた、15年ぶりくらいである。ぼくが自分の前職を言うとご主人もびっくり。「え~っ!〇〇の遠藤さん?!」とご主人が声を上げるとベッドにうつぶせの姿勢でいらっしゃるRさんも頭を上げて「こんなこともあるのね~!」と驚かれていた。いやいや、ほんとうにびっくりでした。

「以前と風貌が違うのでぜんぜんわかりませんでした。前はメガネをされていなかったし(その時は僕はコンタクトだった)、前はもっと髪があったので」と。余計なお世話である(笑)

まぁ何はともあれ人は不思議な縁で繋がっているなぁと感じた次第です。

 

きょう最後の患者さんはXさん。2回目。子宮頸がんの前がん状態で、本人は未婚、未出産だから手術はしたくないと思っているのだけれども、母親と叔母に泣き付かれてやむなく手術を受ける方向で進みますと話された。でもがんを育てる体質は変えたいので今後もびわの葉温灸は治療を受け続けたいとのこと。前回の初めての際に治療前に押圧して痛かった左下腹が、びわの葉温灸を受けた後には押しても全く痛くなくなったので不思議だったとのこと。きょうも治療前には前回ほどは痛くないがやはり押すと痛い(前回が10の痛みなら今日は7くらい)のが、治療後は全く痛くなくなりやはり不思議がっていらした。

温灸で痛みが軽減されたり解消されれば、例えば痛みどめの量を減らせるし、さらに痛みどめ服用による便秘の解消のために出されている下剤の服用も減らせることになるんだ。そうすると薬の総量が大幅に減るので肝臓での薬代謝の負担が減らせるんだよね。そしてそれは腫瘍が肝臓に転移している人にとっては本当に助けになることでもあるんだ。だから温灸により痛みを止めることはみなさんが考えている以上に恩恵が大きいんだよね。そのへんのことをわかってもらえると嬉しい。

 

やぁこれで一週間が終わった。考えてみれば今週は里芋パスタのお手当が一回もなかった、珍しいことである。でも忙しい一週間でした。お疲れ様でした。


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5 コメント

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Unknown (つね)
2012-01-16 17:06:06
商売繁盛ですね
縁は不思議なものです
いえいえ・・・ (そうてつ)
2012-01-16 23:37:44
つねさん

 いえいえ、そんなに“繁盛”してません。患者さん一人の日もあるし。

 でもご縁は不思議だね。前の仕事のお相手だった人だからねぇ。ここのところそんなことが他にもありまする。
Unknown (つね)
2012-01-17 08:38:46
なにかのシグナルなのかもです
まあ偶然でもいいんですけどね
子宮頸部 異型成の方へぜひお伝えください (K子)
2012-01-17 16:55:15
先生、いつも大変お世話になっております、ハープを先生に触発されてはじめたKです(^^)

まだ、間に合えばいいのですが、ぜひブログに記載の患者さまに、円錐切除でなく、レーザー蒸散という新しい方法も手としてある、ということをお伝えください。レーザー蒸散で×だったら、円錐切除をやるといいと思います。施術できる施設が限られているため、あまりポピュラーではないのですが、未出産の方でしたら、ぜひこちらをおすすめします。URLお送りします。 http://www.tanaka-ladies.com/uterine_cervix_cancer/treatment.html
ありがとうございます (そうてつ)
2012-01-18 00:28:26
K子さん

 情報をありがとうございます。
 レーザー蒸散という新しい方法があるんですね。それでは患者さんに伝えてみますね。
 喜ばれるといいなぁ。またご報告します。

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