きのきのTimeees!

スポーツ・音楽・趣味の旅行ネタなど自己満足的に更新してます、少し頭の隅に覚えて頂ければ幸いです。わくのい通信から改名!

F1 C級チーム列伝!  第9話  フォルティ・コルセ(ブラジル)

2009-05-31 16:31:02 | F1・C級チーム列伝!
今日は、95年から96年にかけて参戦したフォルティチームをご紹介します。


基本データ

予選出走回数   54台  155位

予選不通過数   9台    32位

完走率      39.5%  89位




チームの歴史

95年から参戦。ブラジルの富豪ペドロ・ディニスの持込み資金により参戦を果たす。F3000では、トップクラスのチームであったようだ。

当時は、C級チームが他にシムテック、パシフィックといったところで下位争いをしていたがさすがに参戦年数の上で先輩格の2チームより予選では下位に沈んでいた。マシンは、型落ちでパワステすら付いてなく当時のF1レベルには追い付いていなかった。

しかしながら豊富な資金で次第に上記の2チームに匹敵するスピードに追い付きだした。

第2戦アルゼンチンGPでは、完走しながらも規定周回数に及ばず完走扱いにならないという珍記録も作った。

ドライバーは、新人のディニスをベテランドライバーで下位チームだと速さを見せたモレノがさながらコーチのように走っていた。モレノは、ディニスより劣ったマシンながらも粘り強く走った。シーズン後半になるとディニスも力をつけ最終オーストラリアGPで予選20位、7位完走と好記録。

しかしながらこの豊富な資金力に他の中堅チームが目をつけないはずも無く、ディニスは翌年リジェに移籍。結果的に、翌年フォルティチームは資金力に困ることになる。


96年、トップから107%以内のタイムでないと予選通過できずその影響で度々予選落ち。第2戦ブラジルGPでバドエル(チームメイトは、モンテルミーニ)がチーム最高予選順位の19位を記録。しかしながら確実性に乏しく資金不足からパーツ不足も顕著に。結局第10戦のイギリスGPで撤退となった。

結局、ディニスのステップアップのためだけのチームということになった。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 全国ローカル線の旅百線  ... | トップ | 日本全国ローカル線の旅10... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

F1・C級チーム列伝!」カテゴリの最新記事