ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

多宝院の桜が見事 多賀谷城址公園から大宝八幡宮へ

2016年04月09日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年4月9日(土)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成28年度第2回(2016年第13回)、「多賀谷城址公園から大宝八幡宮」ウォーキングに参加した。

ときわ路パスを利用
荒川沖7時59分発の常磐線に乗り、定刻の8時22分取手駅に到着。


隣の常総線乗り場へ。


常総線取手駅8時28分発の水海道行きに乗車
参加者はこの段階で25名。


常総線車内


8時56分、水海道駅に到着し、下館行に乗り換えるため、線路を渡って隣の3番ホームへ。


ここで約30分の待ち合わせとなった。
待っている間に列車は上下何本かが到着したが、下りはここが終点の列車ばかり。
時間があるため、しばらくホームで過ごす。


9時20分、ようやく下館行列車が到着した。


水海道駅の3つのホームに同時に車両が並ぶ。
一番左の列車が下館行だ。


1両編成の常総線車内
座席の半分は我々一行が占める形となった。


9時51分、この日のスタート地の下妻駅に到着。


最初の目的地多賀谷城址公園が東口のため、改札口横の階段を上って東口へ。
改札口が西口にしかないためである。


線路を跨いで東口へ向かう。


跨線橋から北水海道方面を望む。


下妻駅東口で、直行した3名と合わせ、この日の参加者は28名となった。
駅前には準備体操をするための充分な広さの場所がないため、ひとまず多賀谷城址公園へ。


多賀谷城址公園
桜は散り始めたばかり、まだ十分に花見を楽しむことができる。
『散り始めが花見には最高なんだよなっ』


多賀谷城址公園


準備体操は、会長が辞退を申し出たため、Oさんが号令を掛けることに。
『会長、長い間ご苦労様』


Oさんのリードは当会では初めてだが、経験豊かに見える。
自ら世話役を務めるグランドゴルフの会でもやっているのだと思われる。


『最後に大きく深呼吸をして~っ』


10時13分、Oさんを先頭に出発!


そこへ「多賀谷時代まつり」と染め抜かれた幟を抱えた一団がやって来た。
明日(4月10日)多賀谷城址公園で行われる「多賀谷時代まつり」の幟を立てて回っているところだった。
まつりの見どころは、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会による「古式火縄銃演武」。
その他にも、武者大名行列や万燈神輿、山車の練り歩きが行なわれる、そうである。


再び下妻駅東口まで戻り、


西口の光明寺を目指す。


常総線踏切を渡り、


下妻小学校前を通過


下妻小学校横を光明寺へ。


10時24分、光明寺に到着


光明寺の前に親鸞聖人御手植の菩提樹がある。
建保年間(1213~18)浄土真宗の開祖親鸞聖人が小島の草案に三年間滞在し、伝道に努めていたが、
稲田に去る際に植樹したものと伝えられ、聖人御遺跡巡拝者の間では有名な老樹だそうだ。
推定樹齢は700年以上で、下妻市の天然記念物に指定されている。


光明寺にお参り。
親鸞聖人の法弟明空が開いた真宗大谷派の寺院。
真宗大谷派は、筆者も同じ宗派なので身近に感じる。


本堂横に立つ親鸞聖人像


この日鐘を撞いたのはいつものMさんではなく、会長だった。


門を入ったところに、明空御手植の柊(ひいらぎ)がある。
明空は、柊を好み、境内に多く植えたので、光明寺は「柊道場」とも呼ばれた。
推定樹齢700年以上で、市の天然記念物に指定されている。


境内には4人で一抱えするほどの大きな銀杏の木もある。


光明寺を後にして、下妻の市街地へ。


下妻市街地を進む。


下妻市街地を進む。


三道地不動尊を見つけることができず、近くにいた人に道を尋ねるも『・・・』
三道地不動尊は諦め、金林寺へ。


10時53分、金林寺に到着。
真っ白い頭巾を被った六地蔵が迎えてくれた。


金林寺本堂
建治二年(1276)呑海上人の開山で、貞松山長楽院金林寺と言い、時宗の寺院である。


釈迦涅槃堂
市指定文化財『木造釈迦涅槃像』を安置している。


『ガラスが反射して見え難いわっ』


お釈迦様が身を横たえている。
鎌倉時代まで溯る遺品は全国でも数例のみで、涅槃彫像の大半は近世の作であり、
金林寺の涅槃彫像は注目すべき遺品、とのこと。


金林寺を後にして、11時9分、砂沼畔に到着
桜が素晴らしい。満開は過ぎてはいるが、まだ見応えは十分だ。


砂沼湖畔で休憩していこう。


湖畔の東屋で一休み。


『桜吹雪が素敵だねっ』


砂沼の風景


『一番良い時期に当たった感じだねっ』


『茨城百景に指定されているのも納得だねっ』


桜並木のトンネルが素晴らしい。


筑波山も見える。


『桜のトンネルを歩くのって気持ち良いわねっ』
6月、西岸約3Kmにかけて咲き誇る紫陽花も良い。


『あっ 橋が見えてきたっ』
11時37分、砂沼大橋に到着した。


続けて砂沼大橋を渡る。


砂沼大橋から砂沼を望む
『随分広いんだね~っ』 『乙戸沼の何倍もあるのねっ』


砂沼大橋の中央部


公園のシンボルとして市民に親しまれているブロンズ像


砂沼大橋を渡り対岸へ。


砂沼公園内を愛宕神社を目指す。


11時46分、愛宕神社に到着


愛宕神社に参拝し、


愛宕神社脇を抜け、


菖蒲園を通って砂沼公園へ。


ちょうど昼時なので、東屋の周辺で昼食タイムにしよう。


『桜吹雪の下で食べる弁当って最高だねっ』


風に吹かれて、夫婦仲良く。


12時40分、次の目的地下妻神社を目指して出発!


愛宕神社の赤い鳥居前を通り、


砂沼公園を後にする。


下妻神社を目指す。


下妻神社が見えてきた


下妻神社は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)ほか八柱の命を祭り、創立年代は不詳だが、
正徳年間(1711~1715)当時の領主井上遠江守正長が社殿を再建したという由緒ある古社である。(説明板)


ひときわ大きな欅(けやき)の木があった。
『ほんと 大きな木だわねぇ』
『何人くらいで一回りするのかしら?』


囲んでみると、一回りするのに8人がかりであった。
御神木の大欅は、推定樹齢500年、樹高20m、胸高周囲7mとのこと。
下妻市の天然記念物に指定されている。
『とにかく凄いわねぇ』


常総線の踏切を渡り、最後の目的地大宝八幡宮へ。


途中、多宝院(曹洞宗寺院)があったので裏から入れさせてもらった。
多宝院邸の新築工事中だった。


工事中の場所を通してもらい、


本堂へ。
山号は潜竜山。本尊は釈迦如来。
延徳元年(1489)の創建。
多宝院は、下妻城主多賀谷氏の菩提寺として戦国時代は強大な力を持っていた、そうである。


境内に満開の大きな桜の木があった。
『この桜は素晴らしいね~っ』 『真に今が一番の見ごろだねぇ』


こちらは、枝垂れ桜だ。
『いやぁ これも実に見事だね~っ』
県内では龍ヶ崎市般若院の枝垂れ桜も有名だが、それに勝るとも劣らない。


満開の桜を堪能し、多宝院を後にして県道357号線を進む。


右手に筑波山が次第にはっきりと見えて来だした。


糸繰川


糸繰川に沿って土手を進む。


のどかな風景である。


自然に生えたと思われる菜の花が美しい。


『春爛漫で気持ちが癒されるねっ』


常総線の列車が通過して行った。
思わず手を振るS子さん。


大宝八幡宮を目指す。


道端に咲く大根の花にも癒される。


大宝駅を左手に見ながら、


駅正面の坂道を上る。


13時44分、坂道を上って左に曲がると、大宝八幡宮の鳥居に到着した。


昭和天皇御座位六十年を記念して建立された神門の随身門。
『堂々とした山門だなぁ』


一対の仁王像が神前に邪気や穢れが近づかないように睨みを効かせている。
(これは阿像)


拝殿
大宝元年(701)、藤原時忠公が筑紫の宇佐神宮に勧請創建したのが始まりとされる。
平将門公も戦勝祈願のために度々参拝し、当宮の巫女によって新皇の位を授けられたと伝えられている、とのこと。


八幡宮に参拝を済ませる。
『大宝八幡宮は初めてだけど立派な神社だねぇ』
『今日は来て良かったよっ』


神楽殿
春と秋の例祭では十二座神楽が奉納され、例祭と節分祭では豆・餅・菓子などをここから撒く。
また、神事とは別にコンサートなどにも使われる、そうだ。


あまり時間がないので、土産物もそこそこに大宝駅へ。


13時57分、大宝駅に到着。
この日は全員ときわ路パスを購入していることもあり、取手方面を目指すか、下館方面を目指すか・・・


相談の結果、このような機会はあまりないので、下館方面を目指すことにした。


待つこと数分、14時7分発の下館行がやって来た。


どことなくのんびりとした雰囲気の常総線車内


14時24分、下館駅に到着。


友部行電車(14位28分発)は直ぐにやって来た。
これに乗り遅れたら1時間も待たなければならない。
『急いでっ 電車が出ちゃうよっ』


『間に合って良かったぁ』


水戸線車内
『山桜ももう直ぐ満開かなっ』


周辺の山々も色付き始めている。
来週(4月15日)の例会”不動峠の山桜”が気になる。


友部で常磐線に乗り換え、帰路につく。


常磐線車内
『今日もいろんなところを楽しめたて良かったわねっ』


『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


これまで下妻の砂沼は例会で何度か訪れているが、電車を乗り継いだのは初めてである。
また、これまでは砂沼湖畔の遊歩道を歩くのが主だったが、今回は多賀谷城址公園を始め、
光明寺・金林寺・愛宕神社・下妻神社・多宝院・大宝八幡宮と見所も多く、楽しく過ごせた。

桜の時期に合わせたのだが、特に多宝院の桜は見事だった。
また、下妻神社の大欅には、圧倒された。

帰りは下館経由としたが、これは「ときわ路パス」だから出来たことであり、
電車乗り継ぎの醍醐味を味わったことにもなったと思う。
あまりにも接続が良すぎて缶ビールを買いそびれたのが心残りではあった。

この日の万歩計は、16,000歩を少し超えていた。

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菜の花とのコントラストに大満足 権現堂桜堤

2016年04月01日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年4月1日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成28度第1回(2016年第12回)、「権現堂桜堤」ウォーキングに参加した。
権現堂桜堤は、当会としては初めての企画である。

常磐線荒川沖駅で電車を待つ。


荒川沖駅発8時19分の電車がやって来た。
10両編成のため、かなり混んでおり、座れた人はごくわずかだ。


柏駅で東武線に乗り換える。


東武野田線ではほぼ全員が座ることができた。
『やっぱり座って行きたいわよねっ』


野田線車内
『満開だと良いわねっ』


春日部駅でスカイツリー線に乗り換え、10時6分、8分遅れで幸手駅に到着した。


幸手駅に直行した2名と合わせ、参加者は37名となった。


年度最初の例会から参加者が37名というのは、過去に記憶がない。
昨年度殆ど参加できなかった3名が辞めたのと入れ替わりに、今年度から新規に7名が入会した。
そのことも影響していると思われる。
この日は、4名の新規会員が参加している。


いつものように3つのグループに分かれて、グループ毎に点呼を取り、


10時24分、Oさんを先頭に出発!
何故か浮かない顔のOさん。
『会の旗を電車に置き忘れたらしい』とのこと。
一応、幸手駅に紛失届を出してはみたが・・・


駅前通りを直進


Oさん、旗がポケットに入っていたことが分かり、大喜び。
『いやぁ 旗があって良かったよぉ』


正一位一色稲荷大明神
幸手駅付近一帯に、城山または陣屋という地名が残っているが、
ここは古河公方足利氏の家臣一色氏が館を構えた跡といわれている。
別名「陣屋稲荷」と言う。


幸手駅入口交差点を左に曲り


県道65号を進む。


桜まつりの幟がはためく


県道65号(旧日光街道)を進む。
この道は、”ウマさんの日光街道を歩く”(幸手宿~古河宿)(2012年12月19日)で一度歩いている筈だが、
この景色は覚えていない。すっかり忘れてしまっていた。


正面に正福寺を見ながら、旧日光街道を道なりに進む。


パトカーが親切に停まってくれた。
せっかくなのでここは落ち着いて周りを気にせずに横断する。
後続の車もパトカーでは、文句は出ないだろう。


10時56分、国道4号線との合流点、内国府間(うちごうま)交差点に到着。


国道4号線を横断し、


国道4号線を北へ進む。


右手にちらりと権現堂桜堤が見えた。
『桜が咲いてるねぇ』


内国府間北交差点の手前200m、幸手市北公民館の目印を右折し、


菜の花の香りが漂う中を進むと・・・


11時7分、権現堂桜堤入口に到着した。


弁当にはちょっと早いので、桜堤の南半分を全員で歩いてみることにした。
約1,000本のソメイヨシノの桜並木が1Kmに渡って続く、とのこと。
『いやぁ これはまた見事だねぇ』


桜のトンネルを歩く。
『今がちょうど満開だねっ』
『桜吹雪があると良いんだけど』は、贅沢な望みである。


桜堤の下ではたくさんの人たちが花見を楽しんでいた。


さらに桜のトンネルを進んだところで、南端に到着。


11時16分、折り返し後は、桜堤下を戻ることにした。
『桜に菜の花ってとっても似合うよねっ』


桜と菜の花の両方を愛でながら進む。


素晴らしい桜並木である。
権現堂堤は、昭和初期に廃川となった権現堂川の堤だった。
江戸時代には、この堤防が切れると江戸まで洪水が及ぶと云われていた。
堤の工事が進むようにと自ら川に身を投げて水を静めたという、
母娘巡礼の姿を刻んだ供養の碑が建っている、とのこと。


菜の花もまた素晴らしい。


大正年間に桜が植えられ、戦後伐採されたが、昭和二十四年に再び植栽され、
現在の華やかな姿に育った、そうである。
昭和五十八年に市指定文化財(名勝)になっている。


11時22分、桜堤中央に到着。
ここでめいめい自由に食事と桜見物を楽しもうということで、いったん解散。
13時ちょうどにこの場所に集合することにした。


食事場所を探す。
峠の茶屋裏手に広場を見つけ、


場所を確保した。
『ここで一杯やっか?』


花見には飲み物が欠かせない。
缶ビール(350ml)500円、熱燗(180ml)も500円だ。
けっこう良い値段であるが、この日ばかりは気を大きく持とう。


良い飲みっぷりである。
『花見のビールは美味いねっ』


会長も酒よりビールの方が好みらしい。


気温がさほど上がらないので、この日は燗酒にした。


花見風景
花より団子だ。


食後は、残り半分を歩いてみることに。


峠の茶屋は、飲み物や自家製パン、幸手市の物産等を販売をしている。
毎週木曜と金曜のみ休みだが、各種祭り(桜・紫陽花・曼珠沙華)期間中は無休だそうだ。


堤沿いにはたくさんの露店が出店していた。
その数凡そ100店舗ほど、とのこと。


桜並木を進む。
『上野公園より良いんじゃないっ』


集合時刻が迫っていたので、『ここで折り返すかなっ』


今度は右手に桜を観ながら集合場所へ。


ちょうど食事時ということでどこも人でいっぱいだ。


菜の花畑の先に外野(そとの)橋が見える。


外野橋へ向かう。


菜の花と満開の桜のコントラストが素晴らしい。
これで空が青く晴れあがっていれば言うこと無しなのだが・・・
中央付近から南側を望む。


こちらは北側


中川に架かる外野橋
権現堂桜堤と対岸の行幸湖を結ぶ。


桜祭りの期間中(3月下旬~4月上旬)はライトアップ(19時~22時)される、そうだ。


12時55分、予定時刻より5分早く”全員集合”である。
皆さん、それぞれ桜と菜の花を堪能したようだ。


権現堂桜堤を後にして、


中央出口に向かう。


『例会と満開が重なって本当に良かったわねっ』
桜の花と菜の花のことで、話が盛り上がる。


来た道を幸手駅を目指す。


国道4号線を通り、


内国府間(うちごうま)交差点を渡り、


旧日光街道を幸手駅へ。


旧日光街道正福寺付近を通過。


幸手市街地荒宿付近。


幸手駅入口交差点を右折すれば、幸手駅まで残り300m余の直線である。


途中に横断歩道が見当たらないため、車が途切れたのを見計らって道路を横断
前方に幸手駅が見える。


13時36分、幸手駅に到着
権現堂桜堤から優に2.5Km以上はあるところを、30分余で歩いたことになる。
かなり早いペースで、正直ちょっと疲れた。


13時44分発の東武線中目黒行に乗車。


東武線車内は空いており、ゆったりと座れた。


『疲れてたので座れて良かったわっ』


『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


今回、近年桜の名所として人気があるという幸手市権現堂桜堤を歩いた。
前日東京都が”満開”を発表したことから、この日の権現堂もちょうど”満開”を迎えたと思われる。
見事な桜と菜の花のコントラストを観ることができて、満足のいく一日だった。
権現堂堤は、桜の他に紫陽花や曼珠沙華も見応えがある、そうなので、機会があればまた訪れてみたい。

この日の万歩計は、13,000歩を少し超えていた。

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