2016年5月13日(金)
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成28度第7回(2016年第18回)、「印旛沼ウォーキング(印西・佐倉)」に参加した。
当会で印旛沼(西印旛沼)を歩くのは初めてである。
第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、19名。
9時ちょうど、車4台に分乗し、印旛沼公園へ向かった。
10時16分、印旛沼公園に到着
マイカーで直行した人は1名で、この日の参加者は20名といつもよりやや少ない感じ。
西印旛沼一周は、凡そ15Kmあり、距離が長いことが、敬遠されたのかもしれない。
『いやぁ これはけっこう広いなぁ』
『今日中に歩けるのかねぇ』
冗談とも本気とも取れる声に、一抹の不安が頭をよぎる。
いつものように会長の音頭で準備体操をして、
10時29分、Tさんを先頭に出発!
先ずは、印旛沼公園(師戸城跡)の展望台へ向かう。
出発前に印旛沼を見ておいた方が良いとの判断である。
ゴールした後では、疲れ果てて展望台へ向かう気が失せることが懸念されるためだ。
展望台へ向かう途中、木々の隙間から印旛沼の一部が見えた。
展望台へ。
階段を上った先に・・・
展望台があった。師戸城(もろとじょう)の本丸跡である。
師戸城は、千葉氏の一族であった臼井氏の居城である臼井城の支城として、十四世紀に築かれたと云われる。
その後、何度か改築され、現存するような形となったのは、十六世紀中頃と推定される、とのこと。
『いやぁ 印旛沼って、思ってた以上に広いねぇ』
『最後まで歩けるのかなぁ 心配になってきたよっ』
『真ん中に橋でもあれば良いんだけどねぇ』
ショートカットできそうな橋はどこにも見当たらない。
「佐倉ふるさと広場」のシンボル、オランダ風車が見える。
この日最初の目的地である。
『今日は頑張って歩くしかなさそうだねっ』
腹を決めて、師戸城旧三の丸跡付近を進む。
10時41分、印旛沼公園駐車場を後にして、
先ずは、「佐倉ふるさと広場」のオランダ風車を目指す。
船戸大橋を渡る。
船戸大橋を渡る。
船戸大橋の中央が印西市と佐倉市の境になっている。
小型の貸ボートが岸辺に並んでいた。
利用者はまだいないようだ。
船戸大橋を渡ったところから、印旛沼に沿った自転車用道路(4Km地点)になる。
自転車用道路の起点は、4Km上流の阿宗橋となっている。
自転車用道路ではあるが、県道406号の標識が。
『ここは県道なんだ』
自転車用道路を進む。
その名のとおり、自転車が多い。
10時58分、印旛沼公園をスタートして30分が経過、木陰を見つけて小休止。
この日の予想最高気温は、27℃、こまめに水分を補給することにしよう。
自転車用道路には、
臼井八景”瀬戸秋月”の説明板
もろこしの 西の湖かくやらん には照る浪の 瀬戸の月影
晴れ渡った秋の夜、向う岸にある瀬戸村の空高く澄んだ月が冴えわたり、
その明月が印旛沼の水に映えて、きらきらと光輝いている。
清らかな風が静かな水面を渡ってゆくと、湖面の月影は流れるようにさざ波に漂って見える。
風景の美しさで有名な、もろこし(中国)の西湖も、名月の夜はきっとこのように見事な情景であろう・・・と、
臼井八景の作者は、未だ見ぬ中国の名勝に想いを寄せながら、瀬戸の秋月を歌に詠んでいる。
名勝「臼井八景」の説明板は、この他にも”船戸夜雨”や、”遠部落雁”などを見ることができる。
万葉の歌碑などもあり、昔の情景を偲ぶことができる。
この歌は、丈部直大麻呂が、防人として出立するときに作ったとされるもので、
潮船の 舳越そ白波 にはしくも 負せ賜ほか 思はへなくに
(潮船の舳先を越して白波が急に来るように、俄かに命じなさるものだなあ。思いもかけなかったのに。)
自転車用道は続く。
11時11分、印旛沼浄水場の放水口に架かる浜田橋を渡る。
左手を見ると師戸城跡(印旛沼公園)の小高い森が見えた。
右手にオランダ風車が見えてきた。
オランダ風車まであと1Kmほどだ。
京成電車が走るのも見える。
11時29分、「佐倉ふるさと広場」のオランダ風車に到着した。
『いやぁ 近くで見ると立派で、けっこうでかいなぁ』
この風車は、佐倉市市制施行40周年の平成6年春、「佐倉ふるさと広場」のランドマークとして、
また、日蘭親善のシンボルとなるよう建設されたもの。
本体機構のほとんどをオランダで製作し、日本で組み立てた国内初の本格的”水汲み用風車”である。
風車塔は、高さ15.6mの外壁レンガ積み、鉄筋コンクリート造りの4階建。
羽根は、直系27.5mの4枚羽根で、主要機構の水車が1階にある。
7-8名ほどが跳ね橋を渡って、
風車塔の中に入ってみた。
(料金は無料)
風車塔内部(2階)
風車の羽根を回す動力源は風である。
翼帆軸に取り付けられた羽根は、風の力によって回転し、その力は上部歯車から主軸に伝わる。
風車塔内部(1階)
そして、主軸の歯車が回転し、その力は下部の水車を回す力になる。
説明をする人の話によれば、最大毎秒1トンの水を汲み上げることができるとのこと。
『毎秒1トンって凄いよねっ』
オランダ製の自転車も展示されていた。
『さすがオランダ製、がっしりしてるねぇ』
風車塔2階からの眺望
右手に風車近くの売店「佐蘭花」、左手に飯野竜神橋が見える。
風車塔に入らなかった人は「佐蘭花」で休憩していた。
『ここから観る風車もなかなか良いもんだよっ』
風車の羽根が十字型になっている。これは小休止を表している。
大休止の場合は、X型になる、そうだ。
また、オランダ風車の羽根は反時計回りに回転するようになっている、とのこと。
一休み後、飯野竜神橋を渡る。
そろそろお腹も空いてきたことだし、弁当できる場所を探しながら歩くことにしよう。
橋の中央に龍の頭の部分が取り付けられている。
”竜神橋”たる所以である。
飯野竜神橋から印旛沼を望む。
『これからあそこを歩くんだねっ?』
名喰戸橋(なじきどばし)を渡る。
名喰戸橋を渡り、再び印旛沼畔へ。
この辺りは、オランダ風車辺りに比べると、並木の木が小さい。
木陰は望めそうにない。
11時59分、山田休憩所(双子公園)まで5Kmの案内板が。
5Kmと言えばあと1時間以上はかかることになる。
まあ、それまでには弁当に適した場所はあるだろう、とこの時は思っていたのだが・・・
『弁当に相応しい場所がないねぇ』
どこまで行っても一本の道だけが続く。
あの建物は何だろう?
「印旛沼サンセットヒルズ」のようだが、入口が見当たらない。
お腹が空いてきたが、この自転車用道路からは、行けないようだ。
仕方がないので、先を目指すことにしよう。
この自転車用道路は、金メダルジョギングロードでもある。
岩名運動公園陸上競技場を起点・終点とする2コースがあり、萩山新田・土浮を経由し、
印旛沼サイクリングロードを往復する尚子コース10Kmと、
宮前・鹿島川・印旛沼サイクリングロード・土浮・萩山新田を経由して岩名運動公園に周回する
裕子コース13Kmがある、そうだ。
堤防の外側には、ラジコン飛行場があった。
広場には、零戦や
F-35戦闘機などが並べられて翼を休めていた。
遵守事項に12時から13時までの昼休みは、飛行させないこと、とある。
現在12時半ちょうど、ということは昼休みの最中で、飛行はお預け。
『弁当はどこで食べるのっ?』
12時半を過ぎてお腹もかなり空いた。
この辺りで食べたい気持ちは分かるが、自転車もけっこう通って危険だし、
『もう少し頑張って歩きましょう!』
12時39分、裕子コース9Km地点を通過。
『地図にある野鳥の森ってこの辺じゃないのかねぇ?』
当初、野鳥の森という公園のような所があって、そこで弁当でも、と考えていたのだが、
どうやら右手に見える自然の森全体が野鳥の森だということが分かった。
ということは、途中で見掛けた案内板の山田休憩所(双子公園)を目指すしかなさそうである。
金メダルジョギングロードは、ここを右に曲がりゴールの岩名運動公園陸上競技場へ続くようだ。
自転車用道路の11Kmの標識を通過すると、
山田休憩所(双子公園)まで1Kmの案内が現れた。
『あと1Km、頑張りましょう!』
自転車用道路は県道65号線に並行していた。
13時2分、佐倉市から再び印西市に入り、
13時6分、ようやく双子公園に到着した。
東屋でとりあえず一息入れる。
『いやぁ けっこう歩いたねぇ』
『疲れちゃったぁ』
東屋からの眺望
正面の森が「野鳥の森」と思われる。
親子像のモニュメント
お腹が空いては戦は出来ぬ、ということで後半に備えて弁当タイム。
『弁当はウォーキングの楽しみの一つだよねっ』
昼食後、Kさんの掛け声で軽いストレッチ体操
『大きく肩を回しま~すっ』
Tさんが足裏にマメが出来たらしく、急遽テーピングで応急手当をして、
13時53分、ゴールの印旛沼公園(師戸城跡)を目指して、出発!
残りは6Kmほどと思われる。到着の目標は、15時30分だ。
印旛水路に架かる双子橋が見えてきた。
双子橋を渡る。
自転車用道路とは双子橋手前でお別れである。
自転車用道路は、印旛水路に沿って北上し、北印旛沼方面へと続くことになる。
ここからは、自転車を気にする必要はないが、堤防上は草ぼうぼうで
歩き難いことこの上ない。
草はかなりの丈がある。
『ゴールまでこの状態が続くのかねぇ』
少し進むと、堤防内側に砂利道があった。
草はそれほど生えていなかった。
Tさん、足は問題なさそうだ。一安心である。
ところどころにゲートが設けられている。
『どっこいしょっと』
単調な道が続く。
左側の堤防に遮られて風が全く吹かないので、暑い。
14時23分、水分補給のため休憩
風は吹かないし、日陰になる木も見当たらない。
『いやぁ 今日は暑いねぇ』
ここはとにかくゴールの印旛沼公園を目指すしかない。
14時33分、一本松揚水機場?を通過
何度目かのゲートを潜る。
14時40分、小さな木陰を見つけたので、ここで再度小休止。
腰を下して座り込む人も。
少しでも身体の負担を減らすためだ。
ゴールの印旛沼公園を目指す。
殆ど変化のない景色が続く。
堤防上へ出てみると、広い芝生場所があり、テントが張られていた。
午前中に見たラジコン広場と同じような環境だが、ここには誰もいなかった。
堤防上を進む。
『風もあるし、見通しが効くから気持ちが良いねっ』
喜んだのも束の間、途中から草ぼうぼうで歩けなくなったため、直ぐに堤防から下りることに。
後はひたすらゴールの印旛沼公園を目指す。
最後?のゲートを潜り、
黙々とゴールの印旛沼公園へ向かう。
前方に師戸城跡がはっきりと見えてきた。
15時26分、印旛沼畔の終点に到着
『やっと堤防歩きが終わったぁ』
後は、師戸城跡駐車場へ向かうだけである。
阿波踊りを踊っているように見えるのは、血行を良くするためのストレッチ。
腕を上げて阿波踊りのように振るのが効果があるそうだ。
印旛沼公園入口を通過し、
15時36分、印旛沼公園に到着。
自動販売機へ直行である。
皆さんさすがに疲れた様子。
最後尾を務めていた会長も無事到着した。
この日の締めはOさんの整理体操
『四股を踏むようにっ』
『最後は大きく深呼吸~っ』
『皆さんっ、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
この日、初めて印旛沼(西印旛沼)を一周した。
以前から一度印旛沼を歩いてみたいと思っていたので、この日実現出来て良かったと思っている。
一人の落伍者も出なかったことは幸いであった。
一番の印象としては、やはり長かったというのが実感であるが、オランダ風車の回りは、
春には色鮮やかなチューリップに包まれるそうなので、機会があればかみさんでも誘って
また訪れてみたい。
この日の万歩計は、26,000歩に迫ろうとしていた。
”ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次”へ戻る。
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成28度第7回(2016年第18回)、「印旛沼ウォーキング(印西・佐倉)」に参加した。
当会で印旛沼(西印旛沼)を歩くのは初めてである。
第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、19名。
9時ちょうど、車4台に分乗し、印旛沼公園へ向かった。
10時16分、印旛沼公園に到着
マイカーで直行した人は1名で、この日の参加者は20名といつもよりやや少ない感じ。
西印旛沼一周は、凡そ15Kmあり、距離が長いことが、敬遠されたのかもしれない。
『いやぁ これはけっこう広いなぁ』
『今日中に歩けるのかねぇ』
冗談とも本気とも取れる声に、一抹の不安が頭をよぎる。
いつものように会長の音頭で準備体操をして、
10時29分、Tさんを先頭に出発!
先ずは、印旛沼公園(師戸城跡)の展望台へ向かう。
出発前に印旛沼を見ておいた方が良いとの判断である。
ゴールした後では、疲れ果てて展望台へ向かう気が失せることが懸念されるためだ。
展望台へ向かう途中、木々の隙間から印旛沼の一部が見えた。
展望台へ。
階段を上った先に・・・
展望台があった。師戸城(もろとじょう)の本丸跡である。
師戸城は、千葉氏の一族であった臼井氏の居城である臼井城の支城として、十四世紀に築かれたと云われる。
その後、何度か改築され、現存するような形となったのは、十六世紀中頃と推定される、とのこと。
『いやぁ 印旛沼って、思ってた以上に広いねぇ』
『最後まで歩けるのかなぁ 心配になってきたよっ』
『真ん中に橋でもあれば良いんだけどねぇ』
ショートカットできそうな橋はどこにも見当たらない。
「佐倉ふるさと広場」のシンボル、オランダ風車が見える。
この日最初の目的地である。
『今日は頑張って歩くしかなさそうだねっ』
腹を決めて、師戸城旧三の丸跡付近を進む。
10時41分、印旛沼公園駐車場を後にして、
先ずは、「佐倉ふるさと広場」のオランダ風車を目指す。
船戸大橋を渡る。
船戸大橋を渡る。
船戸大橋の中央が印西市と佐倉市の境になっている。
小型の貸ボートが岸辺に並んでいた。
利用者はまだいないようだ。
船戸大橋を渡ったところから、印旛沼に沿った自転車用道路(4Km地点)になる。
自転車用道路の起点は、4Km上流の阿宗橋となっている。
自転車用道路ではあるが、県道406号の標識が。
『ここは県道なんだ』
自転車用道路を進む。
その名のとおり、自転車が多い。
10時58分、印旛沼公園をスタートして30分が経過、木陰を見つけて小休止。
この日の予想最高気温は、27℃、こまめに水分を補給することにしよう。
自転車用道路には、
臼井八景”瀬戸秋月”の説明板
もろこしの 西の湖かくやらん には照る浪の 瀬戸の月影
晴れ渡った秋の夜、向う岸にある瀬戸村の空高く澄んだ月が冴えわたり、
その明月が印旛沼の水に映えて、きらきらと光輝いている。
清らかな風が静かな水面を渡ってゆくと、湖面の月影は流れるようにさざ波に漂って見える。
風景の美しさで有名な、もろこし(中国)の西湖も、名月の夜はきっとこのように見事な情景であろう・・・と、
臼井八景の作者は、未だ見ぬ中国の名勝に想いを寄せながら、瀬戸の秋月を歌に詠んでいる。
名勝「臼井八景」の説明板は、この他にも”船戸夜雨”や、”遠部落雁”などを見ることができる。
万葉の歌碑などもあり、昔の情景を偲ぶことができる。
この歌は、丈部直大麻呂が、防人として出立するときに作ったとされるもので、
潮船の 舳越そ白波 にはしくも 負せ賜ほか 思はへなくに
(潮船の舳先を越して白波が急に来るように、俄かに命じなさるものだなあ。思いもかけなかったのに。)
自転車用道は続く。
11時11分、印旛沼浄水場の放水口に架かる浜田橋を渡る。
左手を見ると師戸城跡(印旛沼公園)の小高い森が見えた。
右手にオランダ風車が見えてきた。
オランダ風車まであと1Kmほどだ。
京成電車が走るのも見える。
11時29分、「佐倉ふるさと広場」のオランダ風車に到着した。
『いやぁ 近くで見ると立派で、けっこうでかいなぁ』
この風車は、佐倉市市制施行40周年の平成6年春、「佐倉ふるさと広場」のランドマークとして、
また、日蘭親善のシンボルとなるよう建設されたもの。
本体機構のほとんどをオランダで製作し、日本で組み立てた国内初の本格的”水汲み用風車”である。
風車塔は、高さ15.6mの外壁レンガ積み、鉄筋コンクリート造りの4階建。
羽根は、直系27.5mの4枚羽根で、主要機構の水車が1階にある。
7-8名ほどが跳ね橋を渡って、
風車塔の中に入ってみた。
(料金は無料)
風車塔内部(2階)
風車の羽根を回す動力源は風である。
翼帆軸に取り付けられた羽根は、風の力によって回転し、その力は上部歯車から主軸に伝わる。
風車塔内部(1階)
そして、主軸の歯車が回転し、その力は下部の水車を回す力になる。
説明をする人の話によれば、最大毎秒1トンの水を汲み上げることができるとのこと。
『毎秒1トンって凄いよねっ』
オランダ製の自転車も展示されていた。
『さすがオランダ製、がっしりしてるねぇ』
風車塔2階からの眺望
右手に風車近くの売店「佐蘭花」、左手に飯野竜神橋が見える。
風車塔に入らなかった人は「佐蘭花」で休憩していた。
『ここから観る風車もなかなか良いもんだよっ』
風車の羽根が十字型になっている。これは小休止を表している。
大休止の場合は、X型になる、そうだ。
また、オランダ風車の羽根は反時計回りに回転するようになっている、とのこと。
一休み後、飯野竜神橋を渡る。
そろそろお腹も空いてきたことだし、弁当できる場所を探しながら歩くことにしよう。
橋の中央に龍の頭の部分が取り付けられている。
”竜神橋”たる所以である。
飯野竜神橋から印旛沼を望む。
『これからあそこを歩くんだねっ?』
名喰戸橋(なじきどばし)を渡る。
名喰戸橋を渡り、再び印旛沼畔へ。
この辺りは、オランダ風車辺りに比べると、並木の木が小さい。
木陰は望めそうにない。
11時59分、山田休憩所(双子公園)まで5Kmの案内板が。
5Kmと言えばあと1時間以上はかかることになる。
まあ、それまでには弁当に適した場所はあるだろう、とこの時は思っていたのだが・・・
『弁当に相応しい場所がないねぇ』
どこまで行っても一本の道だけが続く。
あの建物は何だろう?
「印旛沼サンセットヒルズ」のようだが、入口が見当たらない。
お腹が空いてきたが、この自転車用道路からは、行けないようだ。
仕方がないので、先を目指すことにしよう。
この自転車用道路は、金メダルジョギングロードでもある。
岩名運動公園陸上競技場を起点・終点とする2コースがあり、萩山新田・土浮を経由し、
印旛沼サイクリングロードを往復する尚子コース10Kmと、
宮前・鹿島川・印旛沼サイクリングロード・土浮・萩山新田を経由して岩名運動公園に周回する
裕子コース13Kmがある、そうだ。
堤防の外側には、ラジコン飛行場があった。
広場には、零戦や
F-35戦闘機などが並べられて翼を休めていた。
遵守事項に12時から13時までの昼休みは、飛行させないこと、とある。
現在12時半ちょうど、ということは昼休みの最中で、飛行はお預け。
『弁当はどこで食べるのっ?』
12時半を過ぎてお腹もかなり空いた。
この辺りで食べたい気持ちは分かるが、自転車もけっこう通って危険だし、
『もう少し頑張って歩きましょう!』
12時39分、裕子コース9Km地点を通過。
『地図にある野鳥の森ってこの辺じゃないのかねぇ?』
当初、野鳥の森という公園のような所があって、そこで弁当でも、と考えていたのだが、
どうやら右手に見える自然の森全体が野鳥の森だということが分かった。
ということは、途中で見掛けた案内板の山田休憩所(双子公園)を目指すしかなさそうである。
金メダルジョギングロードは、ここを右に曲がりゴールの岩名運動公園陸上競技場へ続くようだ。
自転車用道路の11Kmの標識を通過すると、
山田休憩所(双子公園)まで1Kmの案内が現れた。
『あと1Km、頑張りましょう!』
自転車用道路は県道65号線に並行していた。
13時2分、佐倉市から再び印西市に入り、
13時6分、ようやく双子公園に到着した。
東屋でとりあえず一息入れる。
『いやぁ けっこう歩いたねぇ』
『疲れちゃったぁ』
東屋からの眺望
正面の森が「野鳥の森」と思われる。
親子像のモニュメント
お腹が空いては戦は出来ぬ、ということで後半に備えて弁当タイム。
『弁当はウォーキングの楽しみの一つだよねっ』
昼食後、Kさんの掛け声で軽いストレッチ体操
『大きく肩を回しま~すっ』
Tさんが足裏にマメが出来たらしく、急遽テーピングで応急手当をして、
13時53分、ゴールの印旛沼公園(師戸城跡)を目指して、出発!
残りは6Kmほどと思われる。到着の目標は、15時30分だ。
印旛水路に架かる双子橋が見えてきた。
双子橋を渡る。
自転車用道路とは双子橋手前でお別れである。
自転車用道路は、印旛水路に沿って北上し、北印旛沼方面へと続くことになる。
ここからは、自転車を気にする必要はないが、堤防上は草ぼうぼうで
歩き難いことこの上ない。
草はかなりの丈がある。
『ゴールまでこの状態が続くのかねぇ』
少し進むと、堤防内側に砂利道があった。
草はそれほど生えていなかった。
Tさん、足は問題なさそうだ。一安心である。
ところどころにゲートが設けられている。
『どっこいしょっと』
単調な道が続く。
左側の堤防に遮られて風が全く吹かないので、暑い。
14時23分、水分補給のため休憩
風は吹かないし、日陰になる木も見当たらない。
『いやぁ 今日は暑いねぇ』
ここはとにかくゴールの印旛沼公園を目指すしかない。
14時33分、一本松揚水機場?を通過
何度目かのゲートを潜る。
14時40分、小さな木陰を見つけたので、ここで再度小休止。
腰を下して座り込む人も。
少しでも身体の負担を減らすためだ。
ゴールの印旛沼公園を目指す。
殆ど変化のない景色が続く。
堤防上へ出てみると、広い芝生場所があり、テントが張られていた。
午前中に見たラジコン広場と同じような環境だが、ここには誰もいなかった。
堤防上を進む。
『風もあるし、見通しが効くから気持ちが良いねっ』
喜んだのも束の間、途中から草ぼうぼうで歩けなくなったため、直ぐに堤防から下りることに。
後はひたすらゴールの印旛沼公園を目指す。
最後?のゲートを潜り、
黙々とゴールの印旛沼公園へ向かう。
前方に師戸城跡がはっきりと見えてきた。
15時26分、印旛沼畔の終点に到着
『やっと堤防歩きが終わったぁ』
後は、師戸城跡駐車場へ向かうだけである。
阿波踊りを踊っているように見えるのは、血行を良くするためのストレッチ。
腕を上げて阿波踊りのように振るのが効果があるそうだ。
印旛沼公園入口を通過し、
15時36分、印旛沼公園に到着。
自動販売機へ直行である。
皆さんさすがに疲れた様子。
最後尾を務めていた会長も無事到着した。
この日の締めはOさんの整理体操
『四股を踏むようにっ』
『最後は大きく深呼吸~っ』
『皆さんっ、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
この日、初めて印旛沼(西印旛沼)を一周した。
以前から一度印旛沼を歩いてみたいと思っていたので、この日実現出来て良かったと思っている。
一人の落伍者も出なかったことは幸いであった。
一番の印象としては、やはり長かったというのが実感であるが、オランダ風車の回りは、
春には色鮮やかなチューリップに包まれるそうなので、機会があればかみさんでも誘って
また訪れてみたい。
この日の万歩計は、26,000歩に迫ろうとしていた。
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