ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

地元で”日帰り”が一番 忘年ウォーキング(土浦~神立)

2012年12月14日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年12月14日(金)

毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第29回(2012年第40回)、本年最終回は「忘年ウォーキング」と称して地元土浦駅から神立駅までを歩き、神立駅前の料理屋でささやかながら忘年ランチでも食べようという企画である。
忘年会となれば当然アルコールも入ることから、この日は電車での参加ということに。

8時45分、定刻どおり土浦駅西口に集まったのは28名。
コース途中で1名が合流することになっているので、合計29名の参加となった。
例年忘年会は温泉宿での一泊旅行だったが、参加者が年々少なくなってきたことから、
女性陣が参加し易い、”日帰り忘年会”を企画。
会長も『29名か。やっぱり、日帰りが良いねっ』 ”してやったり”満足の笑みである。


何故かこの日は準備体操は省略。
大人数のためランチは既に予約済みで、到着予定時刻(11:30)も確約済み。
会員の皆さんには11:30までに到着厳守を納得してもらい、8時56分、早速出発だ!!


土浦駅前の商店街を進む。
早朝のためか(と云っても既に時計は9時は回っている)どの店もシャッターが降りている。
この商店街は、一日中シャッターが閉まったままの店も多いというから、寂しい限りだ。


ザ・モール505」付近


明治二年(1869)創業の保立食堂。
水戸街道と川口川(現 駅前通り)が交差する櫻橋西袂に位置し、その地の利から大いに繁盛したという。


この日は地元土浦市内を歩くということもあって、皆さん、道を知り尽くしている。
皆が先導役である。


まちかど蔵「大徳」
観光協会の事務所がおかれ、情報提供サービスのほか土産品の販売も。
東日本大地震で壊れていたが、今では修理も終わっている。


退筆塚不動院(たいひつづか)と琴平神社。
1本の参道に鳥居と寺の山門が並ぶのは珍しいそうだ。


水戸家庭裁判所・地方裁判所前
前方に土浦城(亀城)の旧前川口門が見えてきた。


二の丸入口の旧前川口門
搦手門東側付近にあった前川口門は、江戸時代末期の建築で、明治以降移転を繰り返し、
現在は二の丸入口にあたる「二之門」のあったこの位置に移築された。
高麗門形式の門は、土浦市文化財に指定されている。


太鼓櫓門(本丸表門)
東日本大震災の影響でかなりの部分が壊れ、しばらくの間通ることが出来なかったが、今は通れるようになった。


城内側から見た太鼓門
櫓門形式の造りとなっていることから太鼓櫓門と呼ばれている。


本丸跡をぐるりと見渡し、西隅櫓も修理が終わっていることに安堵感を覚えた。
詳細見学はまたの機会にして、土浦城を後にした。
次の訪問地、善応寺を目指すことにする。


土浦城から旧水戸街道を500mほど北に進むと、北門の跡碑がある。
かつてここに、水戸街道北側の出入り口の北門があった。土浦城の北端にあたる。
南門は土浦城の反対側にある。
北門の跡碑は土浦市史跡に指定されている。


土浦市内の桜の名所、新川橋を渡る。
今年の4月6日、本年度の第1回目に訪れた場所で、記憶に新しい。


つくばりんりんロード
かつて筑波鉄道が走っていた。
今は自転車・歩行者専用道路になっており、JR水戸線の岩瀬駅まで(40Km)続いている。


旧水戸街道沿いには、旧い造りの家があり、昔の名残を伝えてくれる。


善応寺は、真言宗豊山派の寺院で、本尊は大日如来。
創建は南北朝時代頃とされる。
土浦城から北東の方角に当たる為、鬼門鎮護の寺院として、寛文十年(1670)
土浦城主土屋数直が観音像を寄進するなど庇護された。
観音堂にこの日の無事安全をお祈りして行こう。


ここで給水のため軽い休憩を取る。


真鍋十字路を過ぎた辺り。
旧水戸街道沿いの旧い家並みが続く。


校庭のど真ん中にある桜で有名な、真鍋小学校側から見た旧水戸街道。


前方に国道354号バイパスが見えてきた。
国道354号BPは、土浦市街の渋滞緩和、土浦北ICのアクセス向上のために整備され、
平成22年に全線供用開始された。


国道354号BP下の若松町交差点を旧水戸街道「板谷の松並木」方面へ進む。


日立電線㈱辺りから「板谷の松並木」が続く。
水戸街道には通行人を暑さ寒さから守るために松が植えられたそうだ。
現在はわずかにここ東若松町から板谷にかけての1.2Kmに残るのみとなった、とのこと。


”水戸街道松並木”の碑が残されている。
碑は土浦史跡に指定されている。


松並木は板谷の一里塚辺りまで続く。


板谷の一里塚
日本橋から二十里(約80Km)の位置にある一里塚である。


道路反対側の一里塚
こちら側の塚の木は枯れてしまっていて、小高い塚と碑が残るだけだ。


板谷の一里塚を少し過ぎた辺り。


県道64号との合流地点にあったコンビニで体調を整える。


県道64号を中貫宿方面へ進む。


土浦バイパスを跨ぐ。
(前方が土浦市街地方面)


土浦バイパスを跨ぎ、中貫宿に入ると、立派な門の旧家が目立つようになってきた。
中貫宿は水戸街道千住宿から12番目の宿である。
下り水戸方面の稲吉宿への片継ぎだけを行う宿で、上りの稲吉宿からは中貫宿を通り過ぎて土浦宿へ継立ちしていた。


安穏寺あんとんじ
真言宗豊山派の寺院。中貫宿本陣の向かい側にある。


中貫宿本陣
水戸街道を通行する大名が休憩するための小休本陣(原則宿泊はしない)で、本橋家が務めた。


元治元年(1864)天狗党による焼き討ちに遭って焼失した。
直後に再建された建物が今も住居として使用されている。
唐破風造りの式台付玄関は本陣建築としての格式が感じられる。


中貫宿は、家も立派だが、庭園も広くて立派だ。


旧水戸街道は中貫宿本陣を少し過ぎ、ゴルフ練習場辺りで国道6号(現水戸街道)に合流する。
今までの古い家並みとは一変、今風の建物が立ち並ぶ。


国道6号を右折し、神立駅方面を目指す。


中貫公園
多目的運動広場になっている。


中貫公園を斜めに横切って行くのが近道だ。


中貫工業団地の工場一つの面積は、先ほどの中貫公園の何倍もの広さがある。
左側は東京精密土浦工場
コカコーラの工場はさらにその左手になる筈だが、全く見えない。


中貫工業団地を過ぎ、神立駅へ近付くと・・・


次第に住宅地になってきた。


工業団地を過ぎて20分ほど進むと道幅が狭くなってきた。
歩道もなくなったため、車には気を付けたい。


電柱に「喜作」の案内を見つけた。
『ここを右に曲れば良いんだっ』


さらにその先のパチンコ屋を左折すると・・・


11時30分、目指す「喜作」に到着、予約の時刻ぴったりだ。
『やっと着いたわねぇ』
なかなかモダンな構えである。


2階の部屋に案内され、めいめい好きな場所へ。
しかし、いつの間にか生ビール派の男性陣はひと固まりに。


生ビール派とウーロン茶派、声を合せて『かんぱ~いっ』
『いやぁ~歩いてひと汗かいた後のビールは美味いねぇ~』
『最高だねっ』


この日の料理”喜作御膳・花”が運ばれてきた。
二段重ねのお重になっている。
まぜご飯と小鉢が並んで見た目も可愛らしい。
女性に人気があると云うのも頷ける。


食事風景1
男性陣にとっては全員初めてだが、


食事風景2
女性陣の中には「喜作」には何度も足を運んだという常連さんも。
この店を推奨・要望したのは女性陣だったのだ。
『美味しいのよねぇ』


男性陣は生ビールのお代りで満足の表情
『料理も美味しかったし、なかなか良い店だねっ』
評価も上々である。


食事も済み、会長のあいさつに聞き入る皆さん。


すこぶるご機嫌の会長だ。
『今年も一年、大変お疲れ様でしたっ!』


会長音頭の「三本締め」でお開きに。


『いよ~っ シャシャシャン・しゃしゃしゃん・シャシャシャンシャンっ』
『また、来年も元気で歩きましょうっ!』


「喜作」を後にし、店から数分の神立駅へ向かう。


13時45分、神立駅に到着。
13時39分発の電車は既に出た後(実際にはホームに停車していた)で、次の電車は14時10分だ。
25分以上も待たなければならないし、しかも次の電車は土浦止りである。
荒川沖行きは、さらに土浦で20分以上も待たされる、とがっかりしていたら・・・


ところがである。
上りの電車(13時39分発)が駅のホームに半分入ったところで、”異常音”のため点検中というではないか。
13時39分発の電車はまだ発車していなかったのである。
10分ほどで点検は終わり、時刻表より18分ほど遅れてホームに入って来たのである。
このためほとんど待つことなくまことに都合良く前の電車に間に合った。
前の電車の”異常音”ハプニングが幸いし、何とも嬉しいハプニングで締めくくれたという次第である。
『遅れた電車に間に合って良かったわね~』


今年から恒例の一泊忘年会を”日帰り忘年会”に代えて最初の試みであったが、
予想外の人数の参加に驚かされた。どうやら”日帰り忘年会”は正解だったようだ。
特に女性陣の参加が多いと華やかで、男性陣も盛り上がるのは間違いない。
今から来年のことを言うのは早すぎるが、土浦市内で”日帰り”にしたいものである。
女性の皆さん、どこか良い店があったら是非紹介してくださいね!


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