年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

小林清親の浮世絵所有美術館への捜索願

2020年07月20日 | 宅老のグチ
町田市の国際版画美術館の小林清親の版画天福六歌撰の出版された3枚のうち、平島松尾の絵があることを福島県立図書館の尽力で知った。田母野秀顕(たものひであき)の浮世絵は良く小林清親の展覧会で見かけるが平島松尾と花香恭次郎の二枚は10年以上前から探していたが所在不明だった。ただ手がかりは町田の自由民権資料館の学芸員から、福島事件を研究していた庄司吉之助氏から福島県に資料を寄贈したと聞いたが東日本震災で福島県の人たちが不急の資料整理の遅れを懸念し、所在捜査することを諦めていた。昨年築地から離れ、自由になったので福島県二本松市で開催されている平島松尾顕彰会に参加し、小林清親の浮世絵の所在を聞いたが、子孫の誰もが清親の版画の存在を知らなかった。多くの人が知っていたのは福島事件高等法院傍聴記という裁判報道本の(歌川)芳宗 の挿絵だった。(この本は国会図書館デジタルライブラリ-で自由に見れる)
 急ぎでもないのに日々の雑用に追われて、今日に至る。先日平島松尾顕彰会から昨年の会合のまとめが届き、突然参加した自分が浮世絵研究者として紹介されていた。これは大変ということで再度小林清親の版画天福六歌仙の3枚を探すことを初めた。
町田市の自由民権資料館と福島県立図書館へ問い合わせ、ようやく町田市国際版画美術館で2016年開催された”清親”で平島松尾は展示されたようだと連絡がきた。まだ残り一枚の花香恭次郎が見つからないが原胤昭の版画に書いてある詞書は小林清親の子孫の本で入手している。恭次郎の版画はどこにあるのだろうか。
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