年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

あの時コロナ感染があったら

2020年07月19日 | 宅老のグチ
幻となった東京オリンピック2020まで残り一週間となった。あの招致で騒いでいた公約で築地市場が移転させられた。今でも旧築地市場と豊洲市場の地下の汚染は同じである。ある人は豊洲の汚染を語り、ある人は築地の不衛生・前近代的を語る。そこに政争が絡み、早朝から働く築地周辺の住民も巻き込んだ。中央区の役人が住民の多くが築地市場関連の仕事をしていたので高地価で他の区との統合を恐れていた。要は役所の統合によるリストラを恐れていた。それが今は勝鬨・月島・晴海の高層マンション群が出来ると人口が増え統合の恐れは消えた。そうなると手のひら返しの築地の移転となり、明治の日本橋魚河岸移転騒動と同じ論調となった。
 あの時コロナがあったらもっと早く移転していただろう。環状2号線は旧築地市場の中心を通るため、オリンピック開催時の選手村との交通の要と言われたが、コロナの自粛と在宅勤務で道路も電車も混まないことがはっきりした。杞憂だった。眠らない都市のニュ-ヨ-クもコロナで眠ってしまった。最低必要な人が動いていた。
 コロナは恐ろしい。今逃れた国も他国との交流(仕事・観光)が始まればワクチンがいきわたる迄安心はできない。
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