年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

小林清親の浮世絵の所在地捜索願

2020年07月10日 | 福神漬
福神漬を調べていると気になる画家が二人いる。小林清親と河鍋暁斎である。特に小林清親の福島事件判決後に原胤昭の絵草紙店で販売された田母野はよく小林清親の展覧会で見かけるが花香恭次郎と平島松尾の浮世絵は見かけない。文献では田母野は販売され、原は官憲の取り締まり理由で販売禁止ならば無料で配布するなら罪にならないと言って、当時の繁華街であった神田須田町で無料で配ったという。この無料配布のため今では小林清親の展覧会では出てこない。文献価値があって出てくれば高額になるだろう。
 この件で町田の自由民権資料館の学芸員に聞いたところ、花香は一度見たことがあるが平島松尾は見たことが無いという。
 どこにあるか福島県立図書館へ問い合わせのメ-ルを送った。町田の学芸員の説明では庄司吉之助氏の寄贈した所にあるだろうということだがどこにあるかまだ不明。
 この浮世絵には原胤昭の福島事件判決に対してのメッセ-ジがある。平島松尾の記述はまだ手に入らない。明治に入って政治犯を裁判で処罰する法廷だった。
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