年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

食べ物の歴史は遅行性で

2010年09月11日 | 築地市場にて
食べ物の歴史は変化があってから事実として記録されるのに時間が経ってしまって因果関係がはっきりしないことが多い。東京市場に三浦大根が青首大根という品種に変わってしまったのが10月に来た台風のためだった。それでも青首大根が東京市場に定着するまで時間がかかっている。食の世界は保守的である。先行している品種の売れ行きを様子見している人達が多く、一旦取り入れると一気に旧来の品種を捨て行くようになる。
 漬物の世界でも昔の市場に出ていた白菜が一夜漬白菜で袋に入れても鮮やかな黄色が目立つ黄芯系の白菜に変わった。今のキムチ用の白菜は水分の少ない韓国系の白菜となっている。無駄な塩分を少なくする効果がある。何時ごろから変わったかまだ記録が無い。
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