年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

大阪漬への返信

2009年03月21日 | 築地市場にて
大阪漬のコメントへの返信
古くからある漬物は文献に出てくる場合は殆ど税金とか宮中の文献中かしかありませんでした。一般人は自家製造でした。江戸時代になって京都・大阪・江戸の都市には漬物を商う人が少しありました。今でも続く店は京都にある奈良漬の店です。酒屋・味噌屋さんが漬物を副業的に作っていたところはまだあったようですが現存するところでは京都の店が一番旧い。東京に限っていうと関東大震災・戦災等の被害と共に地価上昇というもので23区内に漬物専門店として独立した店舗を構えているところは殆ど消えました。今ある商店街の店舗は骨董のようなもので残念ながらいずれ消えるでしょう。
 そうなると今後は趣味として漬物を漬ける人しか本物を食べられなくなります。市販のものは完成した漬物は出荷していません。特にキムチなどは販売政策上漬かりが浅く発酵が進んでいない。
コメント
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