前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム 講演等

2009年12月11日 | Weblog
 本日は、「日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム」での講演と「QUICK円債ミーティング」での講演と二本の大きな講演をこなしました。
 日本コーポレート・ガバナンス・フォーラムでは、民主党の公開会社法に関して30分の講演の後、1時間余りパネル・ディスカッションを行ないました。大学教授を始めとした有識者や会社経営者、社外取締役、監査役、投資家の皆さんを対象としてフォーラムで、公開会社法の論点を徹底的に検証し、議論を戦わせました。非常に密度の濃い1時間半でしたが、その分得るものも多くありました。
 QUICK円債ミーティングは、日本国債の投資家、証券会社、その他金融機関の第一線で活躍する円債関係者の集まりでした。私みたいな国会議員が参加することは稀ですが、政府与党の議員としてしっかり日本国債の売り込みを行ないました。財政金融委員会での国債発行や日銀の国債オペに関連した質疑を紹介しました。特に昨年のリーマンショック後、国債市場や外為市場をいかに政府・日銀がサポートしたか説明しました。現在予算編成の真っ最中ですが、市場参加者は来年度の新規国債の発行金額に強い関心があります。税収より多い新規国債発行が続くと国債への投資家の信頼が揺らいできます。その意味では、市場の信認を維持するために積極的な意見交換と長期的な財政規律を維持するための政府の姿勢が重要であると再認識しました。

不動産経済研究所セミナー 講演

2009年12月10日 | Weblog
 リーマンショック後、Jリートや不動産投資市場が低迷しております。景気梃入れ策の一環として金融市場や不動産市場の活性化対策を前田参議院議員等と意見交換していたところ講演の依頼がありましたので、受けることにしました。
 「Jリート・不動産投資市場の活性化と金融政策の今後」というテーマでの講演でした。民主党マニュフェストに掲載している地球温暖化対策や環境に優しい住宅普及などをベースにして、資産担保証券市場の再活性化、低迷するJリート市場の救済策など報告しました。
 会場からの質問では、日本の潜在成長率が中国、インド等のアジア各国に比べて低いことや恒常的な財政赤字で長期金利の上昇懸念等で、海外からの不動産投資が枯渇していることなどの現状が指摘されました。またCMBS市場の低迷とその対策に関する質問等があり、かなり専門的ではありますが、鳩山政権の財政運営や経済政策に対する鋭い注文もありました。
 景気浮揚策として、不動産市場や不動産金融市場の活性化は大変重要です。しかし日本の産業競争力や潜在成長力を引き上げるようような政策を行なわないと長期的に不動産価値の上昇は見込めません。また長期金利を安定化させるような政策も必要です。来年通常国会が召集されますが、第二次補正予算や本予算の審議においてこのような視点での議論も必要になるでしょう。また与党議員として、このような観点でも予算編成を行なうように政府に注文したいと思います。 

財務省・日銀「ディーリング・ルーム」視察

2009年12月09日 | Weblog
 参議院財政金融委員会で、財務省と日本銀行の視察を行ないました。視察の目的は、為替や金融市場の動向とその安定化のために為替市場、短期金融市場、国債発行市場などマーケットの最前線で活躍している財務省と日本銀行のディーリング・ルームを視察し、その後財務省幹部及び日本銀行幹部との意見交換するという意欲的なものでした。
 財政金融委員会が、財務省と日本銀行のディーリング・ルームを視察することは史上初ということでした。財政委員会委員長及び委員団が視察することにより、この分野が益々重要になってきていることを印象付けるとともに、毎日神経をすり減らして長時間勤務を強いられている現場の皆さんを労うことができました。
 さらにはディーリング・ルーム設備、処遇等民間金融機関に比べて大幅に劣後している現状を認識するとともに、その改善の必要性を財務省幹部や日銀幹部と共有することができたとしたら視察のもう一つの目的も達成されたといえます。
 H22年度予算編成中でありますが、新規国債発行と乗り換え分の国債発行の合計が、150兆に迫りそうです。税収の4倍のファイナンスを順調にこなすために黙々と働いている姿を金融経済関連の主要閣僚も視察することは大変有意義であります。鳩山政権は、国民目線や国民との対話を重視しておりますが、市場目線や市場との対話も安定した経済運営のためには忘れることはできません。

きいたかし衆議院議員との街頭演説

2009年12月08日 | Weblog
 小倉駅前で、地元選出のきいたかし衆議院議員と街頭演説を行ないました。城井さんは、先の衆議院選挙で福岡10区選挙区で二期目の当選を果たしました。現在文部科学委員会等に所属しており、文教政策や事業仕分けなどの新政権の政策について通勤途上の有権者に熱く語りかけを行なっておりました。
 国会終了後、地元にいることが多くなりましたが、毎朝福岡県内の駅前や街頭で朝立ちが日課になりました。12月、1月と国会閉会中は可能な限り朝の街頭演説を行いたいと思います。

耀光の交歓会

2009年12月07日 | Weblog
 民主党福岡県連パーティ「耀光の交歓会」が、福岡市内のホテルで開催され、多くの民主党支援者、党員・サポーター、所属議員が一同に集まりました。政権交代後初めての県連パーティということもあり、例年に増してて人数であるとともに、福岡・北九州両政令指定都市市長や連合会長に加え松尾九経連会長、河部福岡商工連合会会長も来賓として出席されました。
 私にとっては、来年の参議院選挙の予定候補者ということもあり、多くの支援者と一同に会することができ格別に有意義なパーティでもありました。これから年末年始にかけて多くの支援者と接する機会が増えますが、一人一人に丁寧な挨拶をすることを心がけたいと思います。

「えさきたかし」さんとのツーショット

2009年12月06日 | Weblog
自治労筑紫野市職員労組40周年・退職者の会30周年記念祝賀会に来賓として出席させていただきました。会場で福岡県柳川市(旧三橋町役場)入職の自治労組織内候補予定の江崎孝とお会いしました。
 江崎さんとは、同じ福岡県筑後地方出身という縁もあり、以前から親交がありました。来年の参議院選挙に一緒に出馬する予定ということで「政権交代を盤石にする」ための戦友となりそうです。これから来年の選挙戦まで全国を飛び回ることになると思いますが、お体を大切にされてください。

政権公約の仕分け

2009年12月05日 | Weblog
 福岡県交運労協定期総会が開かれ、来賓として出席しま。公共交通機関や運輸、タクシー等の働く皆さんの代表が一同に集まりました。
 その関係で一同民主党マニフェストの高速道路無料化やガソリン暫定税率廃止などに高い関心があります。特に高速道路無料化で公共交通体系への影響や渋滞・CO2排出増加等の問題を指摘する声も多く出ました。
 一方平成22年度一般会計概算要求95兆円で税収が37兆へ減収見通しが出てきます。事業仕分けで予算を削減しましたが、歳出と税収の間に55兆円以上の開きがあります。埋蔵金や日銀納付金を使うとしても10兆円以上簡単に出てくるとは思えません。残りが国債発行になりますが、税収を大きく超えた国債発行が続くようでは将来国債発行市場にも影響がでそうです。
 年末にかけて予算編成作業が最終版を迎えます。予算収支の帳尻を合わせるためにマニュフェストの政権公約実行の優先順位を付けて、平成22年度実施分を絞り込む時期に来ていると思います。政権交代して、お城に乗り込んだら米びつの中の米は空であり、これから政権公約の仕分けが必要になりそうです。

福岡情報交流勉強会

2009年12月04日 | Weblog
 鳩山政権にとって初めての国会となった今臨時国会は40日の会期を終えて本日閉会しました。本日以降は、参議院財政金融委員会視察や東京での幾つかの講演会、東京朝食会のための上京を除いて、地元での活動に専念することになります。
 帰福後、早福岡情報交流勉強会・忘年会に出席しました。通常は、昼間に行なっている同勉強会を今回は忘年会も兼ねて夜より行ないました。忘年会シーズンで忙しい時期にもかかわらず50名を超える支援者・団体に参加していただきました。
夜の会合の場合は、十分に時間をとることができ、たっぷりと勉強会と懇親会に時間をとることができました。
 景気の二番底の可能性もささやかれておりますが、地元に帰るとやはり鳩山政権の景気対策や成長戦略に対する質問や要望が多く出てきます。しっかり政府に対して注文をつけて行きたいと思います。

期末処理

2009年12月03日 | Weblog
 臨時国会も残るところ明日までになり、本日は各委員会の期末処理を行ないました。財政金融委員会理事会・委員会、ODA特別委員会、決算委員会に出席し、午前中は終えました。
 午後は、諸企業・団体を訪問して、景気、経済情勢に関して意見交換をしました。鳩山政権に対する期待と要望も多くありましたが、先行きの日本の景気に対する懸念も多く発せられました。第二次補正予算作成と来年通常国会冒頭での早期成立が望まれます。

金融庁政策会議

2009年12月02日 | Weblog
 金融庁と与党議員との政策に関する意見交換の場でる金融庁政策会議に出席しました。税制改正、国際銀行規制、貸金業PTが主な議題でありました。
 国際銀行規制では、2012年実施で検討されている自己資本規制に関連して厳しいやり取りがありました。検討されている内容で自己資本規制が導入された場合大手銀行を中心に普通株式等の自己資本が大量に不足し、増資のラッシュや猛烈な貸し渋りが発生することが予想されます。
 そのためG20等の国際会議における日本の戦略の見直しすべきとの主張が多く出ました。この種の会議において、大臣等の政治家が積極的に根回し、発言して日本の主張を少しでも通すように努力すべきです。自民党政権においては残念ながら国際会議も外務省と財務省、金融庁の官僚任せで、各国の政治家が決定権があるG20の枠組みではほとんど存在感がないという状態でした。国際会議においても官僚主導から、政治家主導への転換が必要であると主張します。
 次に、2012年自己資本規制が導入されることが決まると、銀行を中心に多額の増資が必要になります。その場合、公募時価発行増資による希薄化で既存株主が損失を蒙らないようにライツプランの導入なども検討すべきです。政策会議における議論を踏まえて、金融庁での検討を期待しています。