前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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国政調査権、竹光から伝家の宝刀へ

2007年08月08日 | Weblog
 参議院における与野党逆転で、国会が本来期待されている機能を復活させるべきです。これまでは、国会は国権の最高機関であるはずですが、自民党の長期政権が続く中で立法府が行政府に従属してきたことは紛れもない事実です。行政をチェックするために、国会には国政調査権が与えられておりますが、実際の行使となると与党が反対するためほとんど行われて来ませんでした。その意味では、ほとんど見かけ倒しの国政調査権は、竹光で怖くもない存在でした。
 参議院で与野党逆転して、国政調査権が「竹光」から「伝家の宝刀」に変化したと言えます。「伝家の宝刀」である以上、頻繁に国政調査権を行使する必要は必ずしもありません。前段階で行う行政へのヒアリング、委員会質問、質問主意書でも行政の実態の解明が格段に向上するはずです。
 今後国政調査権を行使して実態を把握すべきものとして「消えた年金問題」があります。その他私の属する財政金融部門としては、独立行政法人の無駄遣い、外為特会等の特別会計の透明性向上などがあります。また政府部門の資産売却、株式上場、証券取引等に関連して、官製談合、業者との癒着、利益供与、利益相反行為などがないか監視を強化していく必要があるでしょう。
 次の臨時国会に備えて、「伝家の宝刀」を使いこなす方法や技術を研究していきたいと思います。


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