北九州市小倉駅近くのホテルで、北九州地区情報交流勉強会を開催しました。北九州の商工、社会保障・医療団体の役員、企業の幹部等の約20名の参加者に、土曜日の午前中に集まっていただきました。北九州地区の勉強会は、東京や福岡の勉強会より大分遅れて開始しましたが、それでも今回で15回を数えます。隔月で行っている勉強会ですが、7月が10周年記念のパーティがあり開催しなかった関係で4か月振りの勉強会となりましたので、通常国会終盤以降の国政の報告や次の臨時国会で議論すべきことがらを報告し、質疑応答しました。
またものづくりの町である北九州が、世界経済のグローバル化やIT化によりどのように変わっていくかの議論も行いました。衣料品、靴などから、最近は家電に至るまで設計企画、部品・材料製造、組み立て、販売、アフターサービス毎にグローバルな水平分業を行うようになってきています。そのため製造業の製造、組立拠点が中国、東南アジアに移転して国内では、研究開発、マーケティング、本社管理部門等に集約されつつあります。このような状況では、ものづくり拠点であった北九州市の影響も甚大でありますが、大企業、中小企業を問わずブランド力を持つ製造企業が多く存在するために、企業の海外展開を応戦する戦力も行政の商工業戦略の一つであるとの議論を行いました。ロボット技術、環境、水資源などの先端分野で国や市の後押しで、企業のグローバル化を応援することもなすべき戦力でしょう。
このように地域の代表的人々と国や地域の課題を議論することは大変有意義です。これらの議論を整理し、関係省庁は関連する部門会議、委員会で確りと議論を続けて行き、制度政策の決定にも影響を及ぼして行きたいと思います。