前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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決算委員会質問

2011年08月05日 | Weblog
 今日は、朝9時から夕方まで参議院決算委員会が開催されました。途中参議院本会議があり、短時間の中断がありましたが、一日決算委員会での質疑を聞いていました。また10時過ぎから30分弱、年金積立金管理運用独立法人(GPIF)に対する質問を行いました。質問の要点として、①3兆円に上る承継勘定の損失の処理と責任の所在、②GPIFの公共調達に対する国基準での評価、特に資産運用会社の見直しと競争的な選任方法について、③GPIFのALM、特に国内債券インデックスをノムラBPIから、30年国債にシフトすべき、と移譲3項目に渡り議論を行いました。特に②、③に関しては、かなり専門的で深い議論が必要なので、今後は財務金融部門会議や参議院財政金融委員会で引き続き議論を行って行きたいと思います。
 今回の質問で決算委員会出席議員が一番注目した点は、3兆円の損失を出しているに関わらず年金官僚が、現在も確りと天下り、渡りを繰り返している点です。ある年金局長経験者は、退官後現在までの19年間3ヶ所を渡り歩き、退官後の所得が合計3億5千万円になっていることが厚生省の答弁で正式に分かりました。細川厚生労働大臣には、昭和61年以降のすべての年金局長経験者の天下り、渡りの実態を調査することに同意していただきました。この辺りは、旧来の自民党政権とは違い、税金の無駄遣いや不適切な天下りに厳しい民主党政権らしい回答となりました。

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