「ぞっとするペテン紙・朝日新聞社」が経営破綻する“初夢”を見た。昨年暮れの米大手メディア・トリビューン社の破綻を受けて、押寄せる経済不況とメディアへの信頼喪失から、日本にも近く到来するであろう“黒船状況”として感じていたところである。元共同通信記者の魚住昭は、「権力者とメディア」を題材に旺盛な取材を通じた著書を重ねている。確かに、権力に対する監視的要素はメディアに必要であるが、世界に冠たる民主主義国家・日本には、むしろ成熟したジャーナリストの見識ある視点からの客観性報道こそ、今日の最優先すべきメディア期待論の真髄ではなかろうか。常に反権力のスタンスから入る姿勢は、マルクス主義に洗脳された“アカに塗れたメディア姿勢”が原点にあるのではと思える。なぜなら、(マルクス主義諸国と)同様とは言えなくも、国家社会主義国(共産主義)では自由な取材を基本的に受入れない体制になっているのは歴然である。そのような国(体制)を信奉する「アサヒるメディア」の“権力に対する監視的要素”が最優先されるロジックは詭弁としか言えない。魚住の「官僚とメディア」の著にある元陸軍作戦参謀への取材の一説で、取材相手からの「あなた方は我々に戦争責任を言うけれど新聞はどうだったのか!」の逆問いと、その経緯を聞いて、「(魚住は)それまで新聞は軍部の圧力に屈して戦争に協力させられたのだと思い込んでいた。私たちが教えられてきたジャーナリズム史は虚構だったのか」と衝撃を受けたと書いている。実に正直なジャーナリストの反省の弁と言える。戦後のジャーナリズム、1949.5設立の東京大学新聞研究所に始まる、「(虚構の)ジャーナリスト史・論」のマルクス主義に汚染された原点に立ち返り、赤化払拭、再興しなければ既存の新聞・放送メディアは淘汰されていくことになろう。その象徴として「ぞっとするペテン紙・朝日新聞社」が経営破綻する“初夢”は、100年に一度の国際的経済不況を脱却する歴史的踏み台に値すると見た。祝丑年!
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