山形の森 保守醒論

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小沢一郎は、“空手形三昧”のハッタリ野郎だ!

2009-01-08 17:28:11 | Weblog
一昨年10月末、民主党代表の小沢一郎から福田首相(当時)側に連立構想を持ちかけられたことが表面化した。
当初、小沢は首相側からの大連立要請であると述べていたが、関係者の話などで、真相は小沢サイドが積極的に誘いかけて、4度目に、やっと福田が乗って具体化し、2人のトップ会談が実現、合意に至ったことが判明した。
また、密談のなかで小沢は、「参院選でバラマキ政策をたくさん出したから、せめて半分ぐらい(連立政権のなかで)実現させたい」「民主党の連中は、いまはおれを神格化しているが、いずれみんな離れていく」などと語ったと言われる。
通常国会が開幕、政局含みのなかで、緊急経済対策予算を盛り込んだ予算委員会も始まった。
(製造業種の)派遣切り問題を(小泉構造改革による)規制緩和の法改正が悪かったなどと近視眼的に議論を集中させているが、そもそも財政赤字が増大して、その財政再建のために、待ったなしの改革が求められたという事実関係があることを忘れては困りものだ。
1990.4、米包括貿易法S301条に基づく日米通商交渉を経て“日本は市場開放に同意した”が、米と確約調印した時の自民党幹事長は小沢一郎である。
これを受けて90.6.28日米構造協議は最終報告書を提出、以降、(米が日本に対して301条を発動しない代わりに)今日に繋がる米政府要求の毎年次改革要望書となり続いてきている。
(公共投資8年間で400兆円、大店法改正など・・) 1993.5、(当時自民党の)小沢は自らの政策ビジョン「日本改造計画」なる著書を発刊。
竹下派経世会の後継会長争いに敗れた小沢は、野党提出の宮沢内閣不信任案(93.6.18)に同志と賛成行動を取り、自民離党・新生党結成となる。
解散総選挙となった7月、小沢新生党は選挙公約「グローバル・ニューディール政策」と銘打ち、(“ナントナント”)10年で1,000兆円の日米協力で行うインフラ整備構想なるものを掲げて選挙戦に臨んだのである。
昨年の参議院選挙でも、小沢民主党は農家への個別所得保障費として1兆円を公約に掲げたが、その積算根拠を問われ答えられない様子だった。
このように、小沢一郎なる人間は“豆腐屋さん”の如く、平気で○兆、○兆と言葉のバラマキをやってきている。
オオカミ少年でもここまで国民を愚弄するものかと傾げたくなる。
小泉構造改革などは、こう言った小沢がバラ撒いた付け回し対策を重ねたに過ぎない。
ついでにもうひとつ。1993.12、小沢が仕切った細川内閣は(WTO)ウルグアイ・ラウンドに合意、コメの関税化による輸入を受け入れた。農家への打撃対策費として6兆円を決定した。
なんのことはない。 年1兆円で6年間とされただけで明確な積算根拠などありゃしない(ほとんどは農業土木事業予算)。 これらを主導したのも全部、小沢一郎である。
ブログ子には議員バッヂを付けた詐欺師かとも思えるのだが。国民の血税である公費の政党助成金はくすねる。
政治資金でいくつもの不動産を取得するとなんでも御座れが民主党代表の本性だ。
小沢は、大連立騒動からしばらく後、某紙のインタビューに答えて、「あれは自民党を壊すための手段の一つだった。
民主党が政権を取るためにはどういう方法がいいかという話だ。 そこがみんな、よくわからないんだね。
だから、自民党内で本当に政治がわかっている人たちは、大連立に大反対だった。
本能的に、これはまずい、危ないと感じたんだろうね。
あの時は、政権交代の準備をする最大のチャンスだった」、と頭の中は奪権謀略を巡らすだけのハッタリ野郎だ。

コメント
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